呉には潜水艦が道脇に飾られている。取材で西に行き来するとき、この界隈はいつも気になっていた。「海上自衛隊呉史料館」というミュージアム。さて、今日は観光してから帰ろう。朝風呂入ってひとり呉散歩だ♬
潜水艦の道を挟んで反対側には、巨大戦艦のスクリューが・・・。
やはり見るのはこっち! 大和ミュージアム。
戦艦「大和」の10分の1スケールモデルが圧巻!
そして零戦(実物!)が。
群馬の「中島飛行機」制、やがて富士重工、スバルとつながるルーツがここに。
企画展でみた戦艦「長門」のモデル。竣工時世界最大・最速を誇った日本戦艦の傑作・象徴といわれる。
まるで五重の塔のように美しい・・・が同時に悲しい。長門は終戦時アメリカ軍に接収された航行可能な唯一の戦艦だったという。しかし、原爆実験の標的艦として沈没した。
鉄を集めて技術の粋を結集し、呉の町で造られた戦艦たちは、みな海の底へと消えていった。ここは機能というも美しさと人の愚かさを同時に教えてくれる、そして今回の西日本豪雨被災・・・呉は次の世紀へのゲートなのかもしれない。
富士さんのマスターがオススメの入船山公園に回ってみた。鎮守府司令官の官舎。裏側に広大な和室があるという折衷建築。
もう一つ、呉で前から見ておきたいと思っていた現代建築。「呉市音戸市民センター」隈研吾2007年の作品。呉市役所の支所、公民館、図書館、多目的ホールの複合施設。
隈研吾お得意のスチールと木材のルーバー。
中央の屋根型はなんとスチール垂木に本瓦が載せてある。
この階段は神楽坂の「la kagu」を思い出させる。夕暮れにここでギター弾くのにちょうどいい(?)。
階段を2階へ上がってみる。
このガラスとドブ漬けの円柱(スチール)の使い方、空きが絶妙なディテール。
内部。2色の板でひだを作る。夜はどんな感じなのかな?
外壁にもスギ板。
天気が悪いのが残念だった。青空と輝く海にこそこの建築は似合うだろう。
昼になり、近くにお好み焼きはないかとネットで検索したら近くに1件だけあった。駐車場のない路地だったのでループ橋下の有料駐車場に入れて歩いていく。
ゲキ渋のジモセン店・・・と思ったけど、テレビにも出たりして全国からお客さんが来るんだって!
野菜、肉、そばを混ぜて炒めて生地の乗せ、半分に折って仕上げる【呉焼き】スタイル♬ ソースはもちろん「オタフク」。ああビールほしい。
美味いな〜。そして安かった。さらに駐車場に止めてわざわざ来た、といったら値引きまでしてくれた!
猫好きの店主のおばちゃんは魚介が嫌いで、自分では食べないけど、牡蠣とか貰ったらお好み焼きに入れて焼いてくれるそうな。というわけで、呉に来たら音戸の「ふくちゃん」オススメです。次回はぜひ牡蠣のシーズンに!
おまけ、モーニングに付いてきた味噌汁です♬ 呉、モダン+レトロでいいわ。