古民家暮らしから新築の現代家屋に変わって、何がいちばん違うかというと窓・窓枠・網戸であろうか。
ペアガラスでかっりちりと作り込んであり、結露なしで気密性は抜群。また網戸は視覚的な透過度が高く、網戸をしていても、遜色なく風景を楽しむことができる、
滑り出し窓はいったいどうやって網戸をつけるのか? と心配していたのだが、写真のように横スクロール式なんだよね。いや、よくできてる。
で、この気密性なのだが、網戸をしていれば確かに蚊はほとんど入ってこない。たま〜にドアの開閉時に紛れ込んでくるくらいだ。
それだからゴキブリの侵入もまずあるまいと思っていた。とことが、暖かくなってくると毎週1回くらいはゴキブリを見かける。見つけては掃除機で吸い取ったりして退治しているのだが、台所はガス台がビルトイン式だし、ゴキの繁殖する場所があるとは思えないのだが・・・。
ではどこから入ってくるのか? 換気扇か? いや、そこにはフードにも網がかかっている。まさか? 燃やしていないときの暖炉の煙突?
これが不思議でしょうがなかったが、工務店の社長に聴いて謎が解けた。
網戸と窓枠のすき間である。
網戸とガラス戸の枠どうしが接触しているときは気密は十分だが、
下写真のようにちょっと窓の戸を引いてしまうと、網戸の枠とガラスの間にわすかなすき間ができる。おそらく進入路はここだろう・・・と。
半信半疑だったのだが、これを厳守すると、ゴキちゃんはぱったり来なくなった!
つまり引き違い窓の場合、すき間を開けないためには「外側の窓」を固定して網戸との枠どうしをきちんと接触させておき、開閉は「内側の窓」で行なうのがいいのだ。
もしくは、外側の窓のほうを開け放したいときは、めいっぱい開けて、戸の枠と網戸枠と接触させる必要がある、ということだ。
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お〜い、網戸で鳴くのはやめとくれ!