ゴーヤーとアボカドのサラダ、アサリのスパゲティ


朝、堆肥置き場に生ゴミを捨てに行く。ジュースの絞りかすや、昨日のサザエの内臓なんかもこの刈草の堆肥の中に入る。この季節は分解が早くて、3日前に押し込んだ生ゴミはもう跡形もなく黒々としている。ダンゴムシなんかが大活躍しているようだ。そのダンゴムシをカエルたちが食べている。このアマガエルは小指の先ほどの小ささで、外水道の周りにいつもいる。田んぼでオタマジャクシに育って、手足が生えて、ここまで遠征に来たのだ。

畑でゴーヤーがコンスタントに収穫できる。モロヘイヤも摘んでも摘んでも生えてきていい感じだ。この2種は、昨年の自家採取の種だ(ゴーヤーは自家落下w)。ゴーヤーとアボカドは合うらしいのでサラダにしてみた。ちょっとアボカドが硬かった。レモン汁で和え、トマトを入れて塩をふる。

また2割引シリーズだ(笑)。指でつついてみたら水管が元気よく動いたので買うことにした。

ボンゴレにしよう。アサリのスパゲティである。この料理のポイントはアサリの量。2〜3人前でアサリ1kg、つまり1人前300〜500gを使うのだ。だから、上の大粒2パックが1人前でいいのだ。普通のイタめし屋の3倍量くらいかな。

イタリアの伝統料理であるボンゴレは、

伝統的なレシピ通りに作ると感動的なおいしさだが、外食ではなかなか本式のものに出会えない。いまでは家庭でしか味わえない料理になっている。(『よい食事のヒント』丸元淑生)

殻をよく洗って水をきったアサリを鍋に入れてフタをし、殻を開けておく。

隣でパスタを茹でる。

殻が開いたらすぐに取り出して、閉じているものだけまた鍋に戻す。全部開くまで待っていると、先に開いた身が硬くなるので注意。汁は捨てないでボールにとっておく。この汁が重要なソースになる。

アサリを殻から外す。このとき親指のツメを使って貝柱も取ろう。勿体ないもんね。

パセリ刻んでおく。

つぶしたニンニクをオリーブ油でゆっくり炒め、色がつきかけたところで火を強めてアサリの汁を入れる。このときボールの底に砂や殻の破片が残っているのでそれは入れないように。

煮立ったところでパセリ投入。

むき身を入れて・・・

パスタを入れる。ちょうどアルデンテで茹で上がる頃、フライパンにアサリが入るタイミングにする。あおったりトングで撹拌したりしてオイルを乳化させる。最後にオリーブ油を追加。さっとあおって・・・

盛りつけ。塩コショウの追加はいっさいなし。アサリの量の他にもう一つのポイントはアサリを加熱し過ぎないこと。するとアサリの汁の塩気ですべてがまとまる。

パセリもたっぷり使うとおいしいし、見た目も鮮やか。殻を外してあるので食べやすい。

旨いアサリ料理を食べると「貝って天与の食べ物だなぁ」としみじみ思う。そして、もう30年も前になる丸元料理本との出会いを思い出す。

何を食べるべきか? オマージュ丸元料理本


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