一昨日の夜に外に出たまま、昨日は一日中姿を見せなかったバロン。朝・昼と食事にも戻らず出っぱなし・・・というのは初めてだったので、さすがに何かあったか? と心配になる。夜になっても戻らない。が、下屋で鳴き声が聞こえた。深夜3:30頃だった。
ケガをしている様子はないが、胸と後ろ足の毛の部分に粘着物が固まったような跡が残っている。餌をやるとガツガツと食い始めた。目が覚めてしまったので、バロンの様子を見ながら起きて仕事をすることにした。
結局、バロンは満腹になると泥のように眠り始め、朝に起き出してまた餌をねだった。実によく食べ、そしてまた眠るのくり返し。2日分の餌なしの分はしっかり取り返したという感じだった。
明け方から働いたので、私も朝食兼昼食は米を炊いてしっかり食べた。左上は大根おろしの上にモロヘイヤの茹でて刻んだのをのせ、その上にちりめんじゃこをまぶしたもの。味噌汁には畑からとってきたばかりのオクラ、それに未熟カボチャの実が入っている。
2週間ほど前から太陽熱温水器の温まり方がおかしかったので工務店に連絡すると、業者を連れて来てくれた。タンクの中で冷水と温水を切り替えるフローターの不具合らしい。部品取り寄せで修理は来週に持ち越しになるが、とりあえず今日は熱々の風呂に入れることになった。
それにしても、讃岐の職人さんの夏は過酷だな。冬、雪で仕事がなくなる地方を思えばいいほうなのかもしれないが・・・。外に居たときバロンとたまに一緒にいる茶トラの雄ネコが、家の敷地を横切った。バロンはこいつとバトルでもやっていたのか?
今日は買い物が遅くなったら、「2割引シリーズ」ではなく「半額祭り」になってしまった(笑)。
ベイカと・・・
天然マダイである。まあこのサイズで養殖ものを引き上げることはないので、小鯛ほとんど天然ですね。写真に撮っていないが、実はもうひとパック「天然ブリのあら」も買っており、これも100円台だったのだw。
まずはブリあらでバロンの餌を作る。鮮度はよさそうだったので下茹でせず蒸し器に入れて蒸すだけ。冷ましてから骨を抜いて餌とする。これまたガツガツとあっという間に平らげてしまった。
ベイカは今まで買った中でいちばん大きなサイズだ。
鮮度は悪くない。どうやら子持ちもいるようで、内臓もこのままいけそうだ(念のため内臓のついたゲソをさっと茹でて試食しておいた)。目玉は内臓側からハサミを入れると簡単にとれる。ただし氷水をはった水中でやらないと墨が飛ぶことがある。
胴体は耳の下で半分に切る。小フライパンに並べて・・・
上にアンチョビを3枚。オリーブ油をかけてフタをする。
中火にかけ、イカから水分が出たところでアンチョビをつぶしてかき混ぜる。汁が煮詰まったらできあがり。
今日は久しぶりにお湯をたっぷり張った熱風呂に入ったので冷えたビールがメチャうま♬ そのあてにこのベイカのブレイズは最高だった。
やはり、子が入っているものがあり、卵の食感とともにいい感じの旨味がやってくる。
胴体にも白子のようなものが入った部分があり、これまたおいしい。
「丸元淑生のからだにやさしい料理ブック」シリーズのひとつ『家庭の魚料理』の中に「小型の子持ちやりいか」の項があり、「蒸し煮」と「ブレイズ・イタリア風」の2つの調理が紹介されている。ベイカはヤリイカと同じ仲間なのだ(しかし、僕がこの本をAmazonで入手したのは2014年の7月で、まだこの家ができる前だ。「家ができたら瀬戸内魚介を料理しまくってやる!」という意思がありありと伺えるではないかw)。
「蒸し煮」は酒と醤油で煮たものだが、瀬戸内の家庭料理ではさらに砂糖甘にした煮付けで食べられていたのだろう。また、丸ごとゆでて木の芽みそや酢みそであえる食べ方もいいらしい。が、オリーブ油とアンチョビを使ったこの「ブレイズ・イタリア風」を皆が知ったら、ベイカは店頭からあっという間に無くなること必定である。
小鯛は塩焼きにして、半身だけいただいた。残りは冷蔵庫に入れてまた明日。
こういうイカ料理は 画像のほうから 香ってきそうでした。
食事前なので パブロフのわんこになってしまっている自分がいました。
地物が豊富なのは素晴らしいことですね。わたくしの住んでいる旧西条は魚離れがかなり進んでいます。地物が、とっても少ないです。漁師が絶滅寸前です。魚が獲れなくなっています。
地物が少ない・・・旧西条でさえそうなんですか・・・。こちらも漁師を継ぐ家は少ないと聞いています。地物を買い続けて支え合う・協調し合う意思も必要ですよね。豊かな漁場=それを支える周囲の自然=豊かな食文化、やその意識を育むためにも、地場のものを食べていくことが大切です。そうすれば豊かな漁場を守っていこうという気ににもなる。それは食の安全・安心にも繋がりますから。
若いキーパーは必ず現れると思っています。そう思って発信し続けています。