食べきれない魚の残りを何にしようか? イカとアサリを足してブイヤベース様のものを作ってみよう。ブイヤベースはスープや白ワインを使うが、この丸元レシピは野菜と魚貝の水分だけで煮るのである。必然的に野菜の量は多くなる。また、トマトを使うので酸に強いステンレス鍋、しかもフタが重く密閉度の高い蒸気漏れの少ない鍋で。
ピーマン3個。タマネギ小1個、完熟トマト2個、ニンニクひとかけ。これが一人分の野菜である。多いでしょ! 正式名は「魚貝のシチュー・ナザレ風」。ポルトガルの伝統料理をアレンジしたものだそうだ。
まずニンニク。多めのオリーブオイルに浸してから点火。フタをして弱火を維持。
トマトを半切りして切り口を下に鍋底に置く。弱火でフタをして加熱。
薄く切ったタマネギを入れる。フタをして弱火。
だんだん水分が出てくる。
ピーマンを4等分に切って入れ、塩をふる。フタをして弱火を維持。強火だと焦げる。
野菜から水分が出てピーマンがしんなりしてきたら・・・
サフランを入れる。高価なスパイスですぞ〜〜。これで100円はすると思う。
ふつうはお湯に入れて発色させてから入れることが多いんだけどね。あくまでも水は一滴も使わないという。
さてここで魚貝登場。スミイカと、ゲタの切り身の残り。
アサリ。
アサリは別鍋に入れフタをして中火。アサリが口を開いたら火を止め、取り出して汁だけ野菜の鍋に入れる。
トマトが煮くずれたら味をみて塩を足す。トマトの皮は菜箸で引き上げる。
味がととのったところでイカと切り身を入れる。フタをして弱火の加熱を続ける。
イカと切り身に火が通ったところでアサリ入れて出来上がり。丸元レシピは殻付きのままだが、ワタシは殻がうざったいので取ってから入れた。
冷やご飯があったのでスープカレーみたいにかけて食べる。
野菜からの水分だけでコレ。味はさすがに濃厚でウマウマ。サフランの香りがいい! 確かにコショウ他のスパイスは入れない方がいいかも。そう、この料理、調味料は塩とサフランだけなのだ。
ゲタの切り身も美味しかったまだ色の出きっていないサフラン乗ってますw。
レシピの参考本はこちらです。前書きの「楽しくサバイバルするための一人料理」が感動的な文章です♬