2日前に薫製して寝かせておいたベーコンをいよいよ試食することに。硬さ、ねっとりとしていい感じである。
スライスの小片をフライパンで焼いてみる。
匂いすばらし! が、塩辛!!!
やっぱり、流水で塩抜き・・・という工程を省いたので、かなり塩辛いのであった。でも、ベーコンエッグを作ってみたい。再びうんと薄く3枚の小片を切り出してベーコンから出た脂に卵を落とす。
オンザライス! 黄身に醤油をたらして頬張る。が、やはりベーコンの辛さがたって美味しくない。しかし、薫香はすばらしい。結局、途中から焼き飯に作り替えて食べた。
しかし、塩辛いならスープの出汁にしてしまえばいいのだ。元々、西洋で作られた塩蔵肉はこんな感じだったのだろう。でないと長期保存ができないだろう。ポトフをつくってみよう。
薄く切って・・・
キャベツの間にベーコンを挟んでいく。
鍋に切り口を下にしてキャベツを置き、その周りにニンジン、ジャガイモ、タマネギ、それに叩きつぶしたニンニクと、香辛料(クローブ、ディル、黒コショウ)を放り込み、水をひたひたに入れて点火。
15分ほど煮た。すばらしい匂いが立ちのぼってくる。このベーコンの薫香は市販のものとは比べ物にならない。
ここで保温調理に入る。
空き箱に発泡シートとスギの小片を入れて底を断熱し、その上にフリース生地の膝掛けを敷き、鍋を載せる。フリースを4方向から折って鍋を包む。
さらに、その上からダウンベストを被せる。これで自然にゆっくりと冷ましながら火を通し味を含ませていくのだ。ガス代も節約でき、素材の味も守られていいことずくめの調理法なのである。
これで、1時間ほど置いてからフタを開け、食べてみる。
ひやご飯がまだ残っているのでそれにカレーのようにかけて食べてみた。
う〜ん、これはいける。ベーコンが実にいい仕事をしている。野菜も甘い。塩もコンソメも不要だ。が、次回は水じゃなくて鰹節の出汁か鶏ガラスープで炊いてみよう。もっと美味しくなるはず。
今日はGomyo倶楽部のMさんがお米を届けに来てくれた。
yuiさんの仏壇に参ってもらい、いろいろいとお話を聞く。その中でMさんが長年所属している会の芋煮の話が面白かった。朝から鶏ガラで出汁をとり、土器川の河原で本格的にやるのだそうだ。〆にはうどんを入れるという。
明日の夜、この家を設計施工したアンシング・ホームの忘年会をやるので、鍋担当の私は何鍋にしようか思案していたのだが、畑にサトイモとダイコンがあることだし芋煮で行ってみようか?
夜、囲炉裏暖炉で残りのベーコン・ポトフを煮返した。
いい感じである。やはりベーコンには薪火がよく似合う。
動画も撮った。バロンと囲炉裏暖炉シリーズその4。でかくなったバロンと、燠炭を火消し壷に格納する動作をご覧下さい。