囲炉裏でコトコト→ちゃんこ鍋へ


雨だったので昼間から囲炉裏暖炉を焚く。休日は保育園が静かなので昼間から炎を眺めながら読書、という気分になれる。炎の傍らで、今夜の鍋のためにスープをとりながら・・・。

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鍋を載せる台座はミニレンガ2個。ロストルが割れたやつを使用。そこに燠炭を転がしてくる。

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中身は鶏モモ肉から小出刃で取り出した筋と皮。台所のガスレンジで一度沸騰させてアクをとり、臭み消しにショウガとネギの青いところを入れて、こちらに移動。燃料はタダだからね♬

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ツマミに落花生を炒っておこう。だいぶ中も乾いてコロコロと音がする。殻を割ってゴマ炒り器に入れて。

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燠炭でじっくり炒る。ところで猫のバロンと囲炉裏暖炉の関係だが、いちど灰の中に転げ落ちたことがあるが、自分から入ろうとはしないので助かっている。

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猫が囲炉裏の灰が好きで転げ回るので普段は囲炉裏にフタをして、そのうち奥さんに怒られて囲炉裏をたたむ・・・なんて家もあるそうだよ。

この頃は太い薪をロストルに横敷きにして点火をすることが多い。このほうが手がかからないからだ。やり方はまず、横に並べた太い薪にスギの小割りを並べる。

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さらに井桁に組む。これをもう1〜2段追加。

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着火材のスギっ葉も鉋クズも切れてしまったので、小割りのスギをナイフでこのように毛羽立たせる。

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それを一番上に載せて着火。

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あとは全く手を加える必要はなく、

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スギ小割りの井桁が燃え尽きる頃には下の太薪に火がついている。ここまで15分。その後、炎が消えかけたら上から薪を足して、火吹き竹をあおってやればよい。

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真ん中の太めのセンダン枝は乾燥が十分ではなかったようで、小口からぷしゅーっと蒸気とあぶくが出てきたw。

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今日は頂き物の「金陵」をあけよう。金比羅さんの入り口にある酒蔵だ。庭に大きなクスノキがあるので有名である。仕込み水は金刀比羅宮の象頭山(ぞうずざん)から湧き出る「昭和井戸」、酒米は毎秋の地元新米(オオセト)を使用。やや甘口だが、爽やかでキリリとした良い酒である。これに炒りたて落花生がよく合う合う♬

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さて、鍋やるか。高知産の干しシタケを、じっくり時間をかけてもどしておいた。

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別鍋で、鰹節をたっぷり使って・・・粉が残らないように澄んだ出汁を漉し取り・・・

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それに鶏皮筋のスープと干しシイタケの戻し汁を合わせて(トリプルスープだね)、醤油・酒・みりんで鍋のベースを作る。今日は「ちゃんこ鍋」だ。

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筋と皮を剝いだ鶏モモ肉はフードプロセッサーでミンチにして、干しシイタケとネギのみじん切りを入れて団子にする。ゴマ油を手に付けながらやるとべとつかない。

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醤油ベースの出汁の中に、具は白菜ではなくキャベツ。キノコ2種、ニンジン、ネギ、油揚げ、豆腐。肉は豚でも牛でもなんでもOK、ニラを入れても美味いが、この鍋にキャベツと油揚げは欠かせない。そうそう、ショウガのスライスを2枚くらい入れておくと良い。

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この鍋、実際に相撲部屋でよく食べられているらしい。僕はたしか『壇流クッキング』で覚えたのじゃないかな?(・・・と思って目次を調べたら見当たらなかった。息子さんのほうの『新・壇流クッキング』だったかも?) そのむかし娘たちにもこれをよく作ってやったもんだ。これでご飯をわしわし食べるのって快感なんだな。

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でも今日はご飯なし。なぜなら鍋を平らげた後のスープを使って〆に蕎麦、これも目的だからだ。これがまた、ウマイんだな!!!。結局、鶏も、シイタケも、鰹出汁も、一滴も残らず胃袋の中へw。

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翌日はお肌ピカピカだよ(たぶん)。 ̄ー ̄V


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