yuiさんの墓へ行ってきた。実は先週のGomyo倶楽部の活動の帰りにも立ち寄って(ちょうど帰り道に寄りやすい場所にある)そのときに枯れた花片付けようと思ったのだが、まだしっかりしていたので、水を入れ替えて帰ってきた。さすがに今日はしおれかかっていたので花瓶ごと回収してきた。
この墓には花挿しも線香立てもない。石庭の白砂に立つ青石のように、シンプルな墓石でいいと思った。参るときに花も線香もいらない。手を合わせてくれればそれでいい。そしてこの屋島の風景を心に刻んでもらえれば(法要のときにはまた、花瓶と線香置きを用意するつもりだ)。
本当は塔婆もいらないと思ったが、住職のすすめもありお願いすることにした。しかし常時立てるものがないので横置き用にバタ角で台座を作り、ビス打ちしてステンレスの針金で飛ばないように止めてある(一年過ぎればこれもなくなることになる)。
裏にはyuiさんの戒名が、そして側面には建立者として私の名が刻まれている。
急遽、墓を作ることになり、私の中に浮かんだのは建築家コルビュジエの墓だった。地中海を見下ろす小さなひと隅に、奥さんのイヴォンヌとともに幾何学的なデザインに納まる、自らデザインした墓だ。巨匠にしてはつましく可愛らしく、彩色された手書き文字が印象的である。
時間があれば私も色を付けてみたかったが・・・。文字の配置や全体のレイアウトは墓石屋さんと何度も打ち合わせしながら決めた。個性的でありながら、奇天烈にならないようにしたつもりだ。
こんな死が降り掛かる前は、墓も仏壇も必要ない・・・というような人間だったはずなのに。ここにくればyuiさんに会えるという慰安と安堵が、救いがたい悲しみをいくらかでも和らげてくれる。そして家に位牌と厨子を置くことで、求心的なものが生まれてどうにかやっていけている。
人はいずれこのときがやってくるのだ。私は少し早く経験させてもらっただけだ・・・と思うことにして、私は今日もバロンと遊ぶことにする。(-u-)
yuiさんのご冥福をお祈り申し上げます。
まさかの記事に驚き、人のはかなさに涙が出る思いです。
神流アトリエで頂いたコーヒー、とても美味しかったですよ。
美しい場所で、ゆっくりとお休みください。
お久しぶりです。書き込みありがとうございます。気丈にブログ書いてますがホントは毎日泣いてるんだ。簡単に立ち直れるもんじゃないね。頑張るけどね♬