朝、Iさんの山に一緒に入る。クリの薪を貰えることになったのだ。林内にかなり昔に割ったものが野ざらしに積まれている。だが、クリは水に強く腐りにくいから大丈夫なのだ。Iさんは自転車で鬼石まで帰るという。畑敷地で開墾していないところにヒメジョンが咲き始めたので下刈りする。ついでにフキを摘んで茹でる。
相方の歯医者に藤岡へ。待ち合い室でMacのOSの勉強をしようと本を持っていったのだが、また『美味しんぼ』を読んでしまった。
高崎へ出て高崎市染料植物園特別展『飛鳥奈良の色~高松塚古墳女子群像に迫る』を見る。高松塚古墳の壁画から古代の服装と服色を再現するというもの。今回の目玉はムラサキ草による染めのようだった。ムラサキ草は絶滅危惧種で栽培もかなり難しいらしい。それにしても草木染めの茜色や空色はなんとも魅力的だな。
帰り道、俗悪な野立て看板の原色に辟易しながら、絹と草木染めの美しさを想う。夕日、そしてアトリエ近くの林道から見る御荷鉾山の夕景が今日はひときわ美しかった。