糞とパンサー


畑敷地の草刈りでウドの群落を発見した。今朝はそれを摘んできんぴらを作る。葉っぱは天ぷら。ついでにミツバを摘んで、タマネギとニンジン、それに桜エビで掻き揚げをつくる。うどんを茹で、冷水で洗って丼に入れ、天ぷらをのせて熱い出汁をかけネギ小口切りをたんまりと。

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旨い・・・旨すぎる。2年前の高松個展のさいに食いまくった讃岐うどん、ギャラリー近くにあった有名店「あたりや」の”ぶっかけ”・・・それよりアトリエうどんのほうが断然旨いカモ? 水と野菜のチカラが違いすぎだものな。

午後からトイレのし尿の汲み出し。ひしゃくが割れてしまって、マンホールの周辺にブツをこぼしてしまった。そうしたらなんと和室の中にまで臭いがこもってくる。この古民家は床下が高く、常に空気が流れている。どの部屋もすき間だらけなので、野外と空気がつながっているのである。それでも数日で臭いは消えるだろう。

最初、し尿を汲取ったとき、その後のバケツをいくら念入りに洗っても、こびりついた臭いが消えないことに驚き、先が思いやられたものである。ところが、しばらくしてバケツから臭いがすっかり消えていることに気付いた。好気性微生物・菌類による分解だ。その臭いの皮膜はミクロン単位のものであろう。

それにしても、多くの人が自分たちの出すゴミや排せつ物の行く末を知らない。水洗便所で流して、後はそのまま。もちろん、子供たちもそう。本当にこれでいいのかな? 僕は、ある意味でこの世界の混乱の根源は、皆がこの排せつ物の行く末に目をつむって(そむけて)いることにあるのではないか、と思うことがある。

汚れは微生物の生命活動によって浄化される。すなわち「土の力」である。土・・・その根源は森にある。連載中の『現代農業』に別の原稿を依頼されていて、夕刻それを仕上げてメールで送る。まだ、新品G4には電源を入れていない。なんだかんだと忙しいのである。しかし、こんな山中で便所汲みやりながらMac OSX v10.3″Panther”の勉強をしているオレっていったい・・・。


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