深夜、峠の釜飯おぎのやのある横川の駐車場で仮眠。
高崎へ出て6時から500円で朝風呂が入れる「天神の湯」へ。1300mのボーリングで50数度の湯が湧出している。街中の日帰り温泉には珍しい源泉掛け流しである。今回、初めて利用したのだけれど、施設もきれいで接客も丁寧で、なかなか良かったです。
駐車場から御荷鉾山が見える(この山裾に旧アトリエがある)。
同じく高崎の「今万人珈琲(いまじんこーひー)」でモーニング。朝8:00からやっている個人営業の喫茶が、高崎にもあるんですね。
さて、いよいよ桐生へ帰宅。
昼前に忍木菟屋に着いて、私は休む間もなく本業仕事(装丁デザインとイラストのラフ描き)にとりかかる。yuiさんは荷物の整理と洗濯。夕刻にラフをpdfで送って一息。
夜は近所に居酒屋Iに繰り出し、店のマスターやら常連のKさんにお土産を渡しつつ、林業情報などを交換するのであった。
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こうして18泊19日の長い旅が終わった。
それにしても、ワタシもタフだね(笑)。でも、これは旅先で得た、日本の豊かな食と温泉のおかげでもある。箱根湯本(神奈川)、京都の銭湯、温泉津温泉(島根)、二日市温泉(福岡)、武雄温泉(佐賀)、川底温泉(大分)、長門湯本(山口)、そして高崎天神の湯(群馬)と、今回も名湯に入りまくりましたね。豊かな食材と天然の湯。これは日本の山(森林)があってこそ。最近、湯量が減ったという温泉地の話をよく耳にするのです。
今回の旅では講演以外にもたくさんの収穫があった。
これらが、これからの日本の森の再生にも、今後の私自身の仕事や暮らしの進展にも、大いに役立つことだろう。
講演を企画して下さった皆さん、集まって来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。