朝から高曇りでどんよりと暑い。なにやら濃厚な虫の気配。カも多いのだった。キュウリを初収穫。庭のカキの木の上をすばやく旋回している虫たちがいる。捕虫網に入れてみるとルリジガバチだった。
スギとヒノキの小さな薪をつくった。中からクキイムシ(タマムシ類かも?)の幼虫が出て来た。地面に落ちたそれをすかさずアリがくわえて持ち去ろうとする。庭のラベンダーの株の下でオサムシがミンミンゼミの腹を食いちぎって食べている。
こっちも腹がへった! 前々日の残りのカレーに蕎麦出汁を足して煮立ててネギのぶつ切りとインゲンを放り込み、水溶きカタクリ粉でとろみをつけ、茹でたてのうどんにかけてカレーうどんと行く。
茹で麺は冷水に洗わずそのままどんぶりに入れ、中央に窪みをつくって卵(Hさんちの健康タマゴですぞ)を割り入れそこに具だくさんのカレースープをどろりとかけ、卵をサンドイッチにして白身半熟状態にして「ではいただきます」。
ん~ちょっと迫力のボリュームだったかナ。いざ食べんとするとブーンと音を立ててカシの木に大物が飛来。どんぶりを置き、玄関に立ててある捕虫網ですかさずゲット(ああ忙しい)。ミドリカミキリの仲間だ。美しい金属光沢だ。羽を開くと胴体がルリ色の金属光沢を帯びてまた美しい。
今日は休み時間に民俗学者、宮本常一の昭和の写真本を読んでいた。ちょうど僕が生まれた頃の写真が多い。そこにはまだ原アジアの生活が色濃くある。しかし、まさにちょうどその頃、日本の高度成長期が幕を開けたのだ。
午後から囲炉裏部屋の片付けをやる。しんどい作業だがやるしかないっす。