戦争とガラスの建築


午前中はブログの更新。ちょうど1年で規定の50MBを使い切ってしまった。新たにNo.2を立ち上げる(このブログのことです)。いま、ホームページも刷新しようと手を出し始めている。夕刻、Y先生の鬼石町での講演におつきあいする。戦争体験を話される講演を町議の方々が主催したのだった。

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戦争体験を語れる方はすでに貴重な存在になってしまった。お二方の言葉の重みに打たれた。空席が目立ったのが残念だった。

ところで会場はあの悪名高き「鬼石町多目的ホール」。神流町の図書館もすごいが、ここはもっと酷い。湾曲した特注ガラスを使った全面ガラス建築である。床はコンクリート打ちっぱなしと合板フローリング。柱は鉄骨。天井は合板。冬寒く、夏はクーラーが効かない温室地獄。しかも、合板から有毒ガスが出て健康被害がでるだろう。内外の境界が解りにくいガラスの使い方が、幼児や目の悪いお年寄りには追突する危険がある。すでに雨漏りがしているらしい。

中にトレーニング・マシーンが置いてある。この風光明媚な山村で、人工林率8割という木材の町鬼石で、なぜガラス張り建築の毒ガスの中で、ケッタイな道具まで使って運動せにゃならんのか? ギャグを通り越している。こんな建築を後世の子どもたちに見せる・残すことが、すでに精神を破壊する犯罪であると思う。


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