ライブをやりたいと思いつつも、様々な仕事に追われ中座している・・・。うー。昨年は6月と9月に個展&ライブを続けざまにやった。実はこの季節は、山暮らしにおいては最も忙しい重要な季節で、昨年はそんなわけで山仕事も畑もすっかりおろそかになってしまった。今年はそれを取り戻したい気持ちもあり、ライブやデモ・レコーディング機材を揃えたりしているものの、ままならないまま、時が過ぎる。
ま、焦ってもしょうがないか。9月には昨年も参加した群馬県の催し(県庁前広場)に紙芝居ライブの依頼が来ているので、とりあえずはそれに向けて準備調整中である。
まったく、ギターというやつ2~3日弾かないでいると、すぐに指の感覚が鈍る。それでもギターを新調したのをきっかけに、以前コピーしたジャズギターのソロをもう一度コピーし直したりしている。すっかり指が忘れてしまった。ふう。
閑話休題・・・。図書館通いをしているうちに、前橋の県立図書館にジャズの嬉しいCDを発見した。LPは持っていて擦り切れるほどの愛聴盤だった’60年代のジャズ・ボーカリスト、クリス・コナーの名盤『ヴィレッジ・ゲイトのクリス・コナー』
それに最も好きなギタリスト、ウェス・モンゴメリーのなかでも大好きなアルバムのひとつ『ムービン・ウェス』のいくつかの曲が入っているオムニバス版『ULTIMATTE ウェス・モンゴメリー serected by ジョージ・ベンソン』。
好きだった曲は音の一粒まで耳に残っている。そんな自分にも呆れたが、数年ぶりに聴き直してやっぱり感動することしきりだった。今様音楽の軽さに比べようもなく、オリジナルと時代の強さを、まざまざと感じた。いま、このキーを打ちながらiTunesで聴いているところなのだ。
クリス・コナーやウェス・モンゴメリーが活躍したのは1960年代。SHIZUKUの僕らが生まれ幼年期をすごした時代。これはどういうことなのか? 僕が好きなのは、それ以前はチャーリー・パーカー。それからちょいと飛んで、70年代のブログレッシブ・ロック、緻密かつ壮大な組曲をつくったYes。
その時代あたりから、自分と同時代的な、和のポピュラー・ソングを聴くわけだが、その詳細はいずれまた。そしてボサノバは5年ほど前からはまりにはまって、現在に至る。
ところで、昨年あたりから古い映画をDVDで借りて観たりしている。小津安二郎監督作なんて片っ端から借りてしまったし、吉永小百合の『キューポラのある町』もみたみた。
少年雑誌の絵物語やプラモデルのパッケージ絵で有名な異能の画家、小松崎茂の『ロマンとの遭遇』なんて作品集も借りてしまった。これがまた良いんだな! まったくちょいと古い時代にすげえアーティトがいるもんだぜ。負けないように頑張らないと、な。