大好きなジャズ・ギタリスト、ウェス・モンゴメリーのアルバム『Movin Wes』の「Moca Flor」。
このコード・ソロは何度聴いても本当に凄い。ウェスはラテンのリズムが大好きだった。歴代のギタリストが束になってかかっても、誰も真似できない高度で複雑な音階の移動とグルーブ感。
このアルバム、10代後半の大学時代に買って、ボロボロになるほど聴きまくって、何曲かは耳コピーしたが、ブツは引っ越すとき桐生の友人にあげてきた。
wesは1923年に生まれ1968年(僕が小学校の頃だ)、45歳という若さで早世した。考えてみれば僕は45歳のときに何を成し遂げていただろう?(『図解これならできる山づくり』を出版してました)
wesがいまの僕の歳まで生きていたら、どんな発展をしていただろう? と思ってしまうのです。
キャノンボール・アダレイに見いだされるまで、ラジオ工場で働きながら睡眠時間を削ってライブハウスで演奏していたwes。人生の後半は成功したけど、ストリングスとの共演で、ジャズのメインストリームから外れた戯けものと揶揄されもしたwes。
だけど彼の音楽は、芸術は、だんじて永遠なのだ〜。
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