屋久島紀行3.(京都と兵庫の飛び出し小僧)


ドライバーに子供の飛び出しを注意させる看板、これを「飛び出し小僧」と僕は呼んでいる。各地でこの看板の様々なパターンを発見するたびに嬉しくなってしまうのだ。まあ、商売柄の性癖なのかもしれぬ。これはよくある既製品のもの。

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これは既製品ではあるが、珍しいパターン。

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合板を使った手作りペイント系である。目がちょっと怖いかも。

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これは「飛び出し婆さん」。

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明日、取材に向かう豊岡はコウノトリの人工ふ化に成功し、野生に還す運動に取り組んで有名だ。城崎温泉で見たコウノトリ・パターン。

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極めつけはコレ。温泉のたらいを頭にのせたコウノトリ。スゴイですね。ちなみに京都と兵庫は飛び出し小僧の看板がきわめて豊富な所である。

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さて、田んぼネタであった。兵庫に入ったとたん、「ふゆみずたんぼ」を発見。

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一見してそれとわかる豊かさを持っている。緑色の藻があり、カエルの卵があった。ちなみに、日本のカエルは産卵に田んぼを利用するものが多い。だから、早春に卵を生むニホンアカガエルなどは激減している。ほとんどの田んぼでは、稲作の期間以外は水を抜いてしまうからである。それから中干しをするときにオタマジャクシが死んでしまうことがある。田んぼから小川への移動経路は断たれていることが多く、水路はU字溝でコンクリートの直角壁はカエルもヘビも這い上がることができない。

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泊まりは城崎温泉。志賀直哉の小説『城崎にて』で有名なところですね。僕が心を奪われたのはこの地の伝統工芸である「むぎわら細工」。麦の茎の強度と艶やかさ、光沢の美しさを利用した非常に繊細なものだが、その絵柄もすばらしい。

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そのギャラリーで釘付けになってしまった作品。息をのむ美しさとはこのことだ。

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