室戸岬が近づいた。高さ21mの「室戸青年大師像」。

空海修行の洞窟「御厨人窟(みろくど)」は片側が落石の危険があるとかでカラーコーンで立ち入り禁止。ちょっと雰囲気が台無しだ。

もう片側は奥に深く、水が湧き出ている。ここで明星が彼の口の中に飛び込んできたのである。

空海のために、この二つの洞窟がここ室戸岬に用意されていたということが、凄いではないか。

話しは前後するが、次に向かう24番札所「最御崎寺(ほつみさきじ)」の納経で、1200年記念のスタンプは、この洞窟でのシーンが表現されている。

24番 最御崎寺、ここでは歩き遍路には車遍路とはちがうドラマが用意されている。密林の石畳道を息をつかせて上がって来ると・・・

曲がり角から突然ひらけて山門と大師像が現れる。

大迫力の仁王様、色は渋い茶色。

境内にある水琴窟のような音を響かせる「鐘石」。ただし、このあと団体遍路にとり囲まれ、叩かれまくって大変なことにw。この裏手の林内にヤッコソウが群生する。秋にまた来よう。

鐘楼は鍵がかけられていたので、奥にあるもう一つの鐘を撞きにいった。

本堂。やはり湿気が凄いのか屋根が苔むしている。

看板小僧の目がぱっちり型! これも微妙なバリエーションがあって面白い。帽子や袈裟を掛けられていることも。

大師堂。団体遍路の過ぎ去った後、林立するロウソクがめらめらと燃える。
ここにも宿坊があるようだ。入口通路に有名人の色紙が多数。元キャンディーズ・スーちゃんのサインを発見♬
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珠を持てば善念生じ
剣を把る殺心の器美しい水晶をもてば清らかな心が生まれ、
剣をにぎれば人を斬(き)りたいという
心が起こってくるものです。(『空海 人生の言葉』川辺秀美)
さて、今日はこのへんで切り上げて、高知市内で泊まることにする。