屋久島紀行4.(豊岡のコウノトリ)


一度は絶滅、日本から姿を消したコウノトリだが、ロシアから贈られた親鳥から人工ふ化に成功、現在は117羽がいる。100羽を越えたら野生に戻すという計画だったので、平成17年に2羽を放鳥。それは日本の空にコウノトリが蘇った劇的な瞬間であった。兵庫県豊岡市の「県立コウノトリノの郷公園」にて。

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このケージのものは風きり羽を切られて飛べないようにしてある。環境が整うまですべてを放すのは危険すぎるからだ。コウノトリは完全や肉食で、ドジョウに換算すると一羽が一日で食べる量は80匹分にも及ぶ大食漢。豊岡でのふゆみずたんぼや湿原の復旧はまだ途上であり、餌場が少なすぎる。

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これはコウノトリをケータイで撮影するおばさんたち。

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昼食にコウノトリ米を食べてみた。コウノトリと共存する田んぼでできた米をブランド化しているのだった。

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玄武洞方向へ移動。人工巣塔にカメラを設置する工事が行われていた。この日、別の人工巣塔で5個の卵が確認されており、この場所でも観察できるようにとのことらしい。

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近所のふゆみずたんぼ。コンクリートで小規模魚道も設置されている。

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玄武洞はさすがにすばらしかった。

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もう一度、コウノトリノの郷公園に戻ってみると、放鳥されたコウノトリが人工巣塔に来ていた。ケージの鳥たちに餌をやるとき、そのおこぼれを狙って戻ってくると係の人に聞いていたのだ。

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飛ぶ姿は優美だな、さすがに。

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近所のふゆみずたんぼに設置された小規模魚道。間伐材が使われている。

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田んぼに群れるコウノトリ。彼らが完全に野生に還るまでにはまだ年月がかかりそうである。

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コペンとコウノトリ。この後、僕らは岡山から四国に入る。

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