蟻ほぞで鍋ぶたを


森のおはなし掲示板の「人力。割り木の使い方」で紹介した割板を使って鍋ぶたを作ってみることにした。囲炉裏の吊るし鍋はアルマイト鍋のふたで代用していたのだが、そろそろ飽きてきたので。

まずヨキで材の四方を削って板らしく形を整えていきます。両サイドの端面だけにはカンナをかけ水平な面をつくっておく。

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今回は蟻ほぞに挑戦する。板は「相じゃくり」で繋いで・・・

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その中央を貫通する形で蟻ほぞを穿ち、鍋の取手を蟻継ぎで貫通させるのだ。蟻継ぎとは、継ぎ手のでっぱりが台形を逆さまにしたような形で、それがアリの頭に似ることの名付けであるという。

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これらの切り欠き、ルーターとかトリマーとかいう電動工具を使えばすぐなのだが、彫刻刀とノミでコツコツと作る。時間がたっぷりかかり、手が痛くなった。で、これがピタッと合えばいいのだが・・・

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微調整を繰り返しながらようやくきれいにはまった。ふう。

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鉛筆で円を書いてYKから借りた回し引きノコでごりごり。

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裏返して取手の角をゴリゴリ。

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できた! 板の表面はチョウナ仕上げなのでゴツゴツである。が、それがまた温かな味わいを出している。

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囲炉裏開始から3年。ついに鍋ぶたが木製になりました。

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蟻ほぞの継ぎ手は板の反りを押さえるという効果もあり、相じゃくりと組み合わせると釘やビスがまったく不要でがっちりと組めるのであった(湯気で木が膨らむとますます木組みが締まります)。そして、構造に無理やムダが無いのでそれ自体が美しい。うーむ、これぞ木工!

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その後、お風呂の蓋も作りました♬

アリザン・アリ溝を彫る

お風呂の蓋、完成♪


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