鋳物カマド「マッキー君」を外してその角には棚が収まった。というわけで、煙突は撤去せねばならない。思えばここに来た最初の冬、恐る恐る屋根に穴を開け、煙突を設置し、初めての薪ストーブの感動を味わった、あの時の情景が、走馬灯のように蘇るのであった。ありがとう煙突。
色あせたコーキング材をナイフでこそぎ取り、煙突を引っこ抜く。
丸く切ったトタン板を、コーキング材でぺたっと貼っていく。コーキング材は最初は練り歯磨き状のものだが、乾くと硬いゴム状になる、防水の目止めに便利なものだ。
最後に表側からもコーキング材を一周させ、ヘラでなじませる。
こちらは風呂釜の煙突。これはそのまま流用した(石油釜から薪釜へ)が、雨漏りがするので接合部の割れ目などに目止めをする。
ふと見上げれば、いつものコースに美しいケムトレイル雲。
これは畑のサトイモ、ヤーコン、ラベンダー。
今日の結論。
「煙突の挿入・撤去って、意外と簡単なもんだな。コーキング材はほんと便利だぁ」
「これなら天窓計画も実行できるんじゃ?」
「フム。トタン屋根切って、野地板切って、ガラスをコーキング材でいきなり貼っちゃえばいいかも」
「それ、やろう!」
というわけで、改装計画は意外な方向へ進展?