畑にある雑草と水仙で生け花。
今日は着物で。お正月の予行演習も兼ねて。
ソファーのレイアウトも変えてみた。この頃は座布団に座って囲炉裏を愉しむことが多い。
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さて、私は竹で炭取りを作ってみた。燠炭を火鉢に移動するとき、大きな炭なら火箸でいいのだが、なにせ燠炭なもので入れ物の下には小さなカケラや粉炭が残ってしまう。それを囲炉裏の灰ならしスコップでやっていたのだが、平たいのでうまく掬(すく)えずイライラすることが多かった。
先がいくぶん尖って丸みがある竹の形が掬うのにちょうどいいのである。
竹は節のところを活かして造形するといろいろ便利な生活道具が作れる。
工程を図解してみるとこんな感じである。縦や斜めに切るときはノコギリで。縦は刃物で割る。ちょっと持ち重りがしたので内側の柔らいところを小刀でえぐるようにして削り、全体を薄くする。また、ノコ線と割りの接点は角に刃物を入れて滑らかな曲線を出していく。
すると、さらに掬いやすくなった。
火鉢に寄り添う小型イス(台)にヒートンで掛けておく。
火鉢用の短い火吹き竹、燠炭着火用の焼き網、それに炭取りの「ヒバコ」用3点セットの出来上がり♫
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さて、火鉢こたつ「ヒバコ」だが、本当になかなかの威力である。この日は結局昼も夜も囲炉裏暖炉を焚かず、このヒバコだけで過ごしてしまった。
これで温まると布団に入っても身体が火照るほどで、朝まで身体のぬくもりが持続する。むしろ、身体にとっての暖房効果は囲炉裏暖炉よりも強力といえる。
イスとコタツの融合はこの頃商品化されているようで、ニトリなどでも売られているようだ。しかしコタツの電熱は上部に付いている。
熱源は下にあったほうが効率が良いのは言うまでもない。炭は薄く灰をかけておけば保ちがよく、ヒバコはその程度でも十分温かいので燠炭なのに長持ちするのが、また画期的なのであった。