台所の床を剥がすのはいいが、その後の板張りをどうすべきか悩み中。太田の大型DIY店「ジョイフル本田」で国産材の板を探してみた。最近では、様々な仕様のスギ板が販売されているようで、ちょっと驚く。すでにサネが切ってあって、すぐに床張りできるような地板まで売っている。
しかしこれは上に畳を敷いたりするその下地に使うものだと思う。だいたいスギをフローリングに使う場合は25~30mmくらいの厚板を使うのが常だ。しかし、まてよ。それはベタ基礎でコンクリート打ちだから底冷えするのであって、囲炉裏なら土間から蓄熱するので薄い板でも十分なのではなかろうか?
帰りは桐生市内の肉屋でコロッケや串カツなどを買って帰る。自家製ラードで揚げている店だ。そのラードのしぼりカスが「ワンちゃんのエサにどうぞ」と書かれ、大袋で無料配布されているのだった。おもわずごっくんと生唾。富士宮に送ってあげたかった。
揚げたてのまだ熱いやつを、家に帰ってビールでぐびぐび、嬉しいな。
あと豆腐屋とか魚屋も、いい店を見つけたいな。桐生に来て買い物の選択肢がとても豊かになり、町に近く家に車が横付けできるのでラクになった。
ま、そのぶん自然度が下がって悲しいけれど(相変わらず灯火に虫が来ない。ゴキブリは来た)。
薪で焚いたご飯と、鰹節で出汁をとったみそ汁(自然農の野菜入り)と、自家製の梅干しとタクアンと、ちょっとのお惣菜があれば、毎日が感動的な食事になる。
というわけで町場でも薪火と塩素の少ない水、土間のある発酵食豊かな副食、そして豆腐・魚・肉と乾物屋、+自然農の米と野菜で豊かな食を自由に楽しめることを追求したい。
囲炉裏をつくって、たくさんの人にそれを感じてもらえる場所をここでつくりたいと思っている。
それには合板の床・壁・天井じゃ絶対ダメなんだな。家そのものが食と連動しているのです。
以前書いたエッセイ「薪使いの思考」をもう一度どうぞ。
というわけで、スギさん、よろしく。