以前から温めていた北海道と東北の取材に出発。何の取材か? ということは作品に結実してから見ていただくとして、個人的な備忘録として取材とはあまり関係ない風景や出来事を記したいと思う。
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軽バンのセカンドカー、HONDA「アクティ」君で桐生を20日午後に出発。札幌には友人がいるので、群馬の地酒を買っていこうと大間々で酒買ったんだが、なんとそこでエンスト。すわ、補助ライト点けっぱなしだったか? バッテリーが上がったかも? しかしマニュアル車は「押し掛けができるので、酒屋の隣の駐車場を利用して、再びエンジンがかかる。
これでいけるかな? と思ったら甘かった。新潟の某道の駅で一夜をあかし、翌朝セルを回すとまたエンジンがかからない。ヤバイ。が、もう新潟港~小樽のフェリーの切符は買ってあるし、修理に駆け込んで間に合う保証はない。とりあえずまた押しがけでエンジンを回して港へ。
ところが、港の駐車場でエンジンを切ると、もうキーを回してもセルがうんともすんとも言わなくなる。潔くJAFに電話すると(未加入です)「時間的に間に合わないと思う」との返事で絶体絶命のピンチ。HONDAディーラーの整備屋さんを紹介してもらい、到着を待つ。
搭乗時間のリミット30分前に整備士さん到着。バッテリー交換でエンジンかかる。ホッ!!! 「ダメなら押しがけして乗っちゃえばいいよ・・・」などと駐車場のおじさんはおおらかだし、新潟の人は皆親切だな! そういえば前にも高速でチェーンが切れて、慌ててタイヤを買いに走ったスタンドのおじさんはすごく親切だったっけ。
無事乗船、ヤッター! もちろん2等だけど、空いているしコンセントもあるぞ。
お風呂もめちゃキレイ。さっそく入りにいく(朝風呂です)。出航は10:30。その銅鑼(どら)の音を私はこの風呂の中で聞いた。カーテンを上げると目の前に海原が広がる、というゴージャスなお風呂体験だった。
フエ~イ。こうなったら昼前だけど乾杯なのだ(笑)。
この船、中にニミシアターもついていて、山形ロケされた日本映画『おくりびと』を観た。
日本海の夕日。小樽へは明け方につく。