板を張る(2)


囲炉裏部屋改装中。

板張りの続き。

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板というより、木塊のような厚板。丸太の半割りなので断面がかまぼこ型。そのかまぼこの山をきれいに削って正確な長方形断面をつくる必要はない、と気づいた。芯側を床表面に出せば幅や厚みがかなり稼げるのである。

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しかも、裏側なのだからきれいに平坦にする必要はない。ヨキのはつり跡のままでいいのだ。

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多少の凹凸、死節、虫食いの穴などは気にせず、表面は大胆に手鉋をかけ、板をビス打ちしていく。左右のきれいなすりつけを慎重に。一枚一枚、鉋で微調整しながら。反りやゆがみも多少の範囲は許容しつつ、小刀や鉋で削って互いの板の高低をなじませていく。

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板面は大胆に、カドの納まりは慎重に。

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一般に床材は「木表」(きおもて/樹皮に近い方の面)を使うと木目が立たず足に優しいと言われているが、この板の使い方は結果として木裏(きうら/芯側の面)が表に出る(写真まん中の板だけは木表)。

でも幅が稼げるし、赤みがきれいなのでやっぱり木裏を使いたくなる。木目が立ってきたらまた鉋で削ればいいや。


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