囲炉裏と火鉢のコンビネーション


囲炉裏部屋改装中。床を貼り終えていないのだが、暫定囲炉裏は毎日ばんばん使っている。

最近の私たちのパターンはこうだ。

朝は・・・工場の家屋の中でチビかま君(移動できる小型の鋳物カマド)を焚いて朝食兼昼食。工場は板の間なので、コンクリートのパネルを敷いてその上にチビかまを載せている。工場には煙り抜きはないが、窓とドアを開けていれば適当に抜けてくれる。

夕刻は・・・囲炉裏へ。炉縁(木枠)を大きくとったので、囲炉裏での調理がとても楽になった。まだ台所の流し台ができていないが、引き戸を通して井戸へ直結しているので歩いてすぐに井戸水を使える。これが本当に便利だ。そして囲炉裏端で食事を終えた後は、囲炉裏の熾き炭を箱火鉢に移し、鉄瓶の湯も銅ヤカンに移して、和室に移動する。箱火鉢は軽いので、持ち上げて移動することは簡単なのである。

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その後はどてら(かいまき)にくるまって、和室の和机に置かれたパソコンに向かい、お互いの仕事に向かう。今年はまだコタツを出していない。

火鉢の炭は囲炉裏でできた熾き炭を使う。近所のトラさんから貰ったニセアカシアの薪がいい熾をつくる。

というわけで私たちの熱源は100パーセント薪・炭であり、それは近所の人のご好意で貰ったり山で拾ったりしたもので、タダなのである。

テレビは見ない。そのかわりに、囲炉裏端で炎を見ながら、今日の一日を回想し、また今後の未来を語り合う。

私の感覚では、町場でもこの暮らしは、けっして不可能ではないと思う。


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