朝からタケノコを掘りにいく。忍木菟屋の借家は畑だけでなく竹林もついているのだ。イノシシにだいぶ掘られたが、先端が地面に出ると食べないようだ。9本掘って近所におすそ分け。
チビカマで湯を沸かしつつ焼きタケノコをやる。
ちょっとエグミが残ったが、香りがすばらしい。
天気がいいので桐生川の上流から三境のトンネルを抜けて、旧東村へ行ってみることに。桐生川最上流部の淵。釣り人に何人も出会った。
意外にもしっかりした舗装道路で、スーパー林道クラスの幅員だ。林業も活発に行なわれている様子。
作業道も入って伐採や間伐も進んでいる。人工林率は高い、が、手入れが遅れた場所が多い。
日本の気候風土の条件下では、中層木に広葉樹を共存させ、樹冠をスギ・ヒノキは支配するような人工林をスタンダードにするのが良いと思う。間伐という密度管理のテクニックだけで、それは簡単にできるのだ(日本では)。問題は、侵入する広葉樹の価値を理解することだ。
植林木は挿し木苗が多い。それは直根がない。実生苗も活着を良くするために直根を切ってしまう。つまり、植林木というものは、直根の無い危うい存在なのだ。生産至上主義の林業は「木の畑」なのである。だから実生の広葉樹が大切なのだ。
加齢化が進んだ日本の人工林は、実はいま非常に危ない時期に来ている。
エコロジカルな林業の再編。・・・私はそんな本の執筆にかかっている。
トンネルを抜け、草木ダムに下りた。いいドライブコースができた。コペンでも行けそうだし♪