額を飾る支点を作る


壁付け棚ができたので、その上の壁に額絵を飾りたくなる・・・というか、最初から棚の位置は額絵を飾ることとセットで考えていた。

壁に飾るには、普通は上から糸やワイヤーで額を吊るすのだが、あまりピンや糸が目立つのは嫌だ。一方、漆喰壁に直接ヒートンや木ネジを打つ方法は、バラ板や柱に掛からねばならないので、額の位置に制約ができる。そこでこんな方法を考えた。

材料は100円ショップで入手した真鍮の針金。それで石膏ボードに埋め込むコの字金具と、そこに掛けるフックを作る。

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細いドリルで漆喰壁に2つ穴を開け、接着剤をつけたコの字金具をズブズブと埋め込んでいく。漆喰の厚みは2mm、その下の石膏ボードは12.5mm。コの字型の針金をそこに支持させるのだ。

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まずは納戸で実験してみた。箒を吊るすフックが欲しかったのでちょうどいい。強度は申し分ない。

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この方法は絵を外したいとき、フックも取ってしまえば小さなコの字型の針金だけになり、それを白く塗装すれば目立たない。つまり漆喰壁の家をギャラリー化するのに優れた方法だと思う。さっそく額絵を飾ってみた。

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私のクラフト紙シリーズから「河原の野営」(1984年)。額はスギのナタ割り面を表に使った特注額。私の初めての個展の際、材料を持ち込んで木工家の方に作ってもらったものだ。予想通り、スギ材と漆喰壁の空間によく合っている。下の棚にはyuiクラフトとポストカード。

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できたての棚と絵を眺めながら、丸テーブルでパンケーキとコーヒーを飲めば、気分はすでにギャラリー・カフェなのだった♫

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