今年14回目という高崎観音山万灯会。群馬に来て6年目という私たちだが、まだ見ていなかったので行ってみることに。車は混みそうなので高崎市役所から臨時バス200円に乗る。
まだ明るいけれど人はかなり出ている。久しぶりに観音様の鑑賞です。

下から見てきれいに見えるように考えられている。原型製作は伊勢崎市出身の彫刻家森村酉三。建立は昭和11年。

顔もこの角度が美しい。

巻物を持った指。

暮れてきた。ボランティアでこの毎年イベントを手伝っているsanzokuameさんにばったり。今年は観音様の周りで「ふるさとのB級グルメ」屋台コーナーがあっていい匂いを立てている。
「ここに居るんじゃないかと思ってましたよ」
「バレたか」
しばし屋台のテーブルで雑談。

100円で光る腕輪を買うと、この日は観音様の胎内巡りと洞窟観音拝観が無料になる。胎内の窓から高崎の夜景を見る。

夏の灯明は本当にきれいだ。しかし、この日は夜まで暑かったな。ローソクの熱が身にしみた。

撮影ポイントから撮ってみる。すごい人だ。カメラマンがずらり。

裏尾根を歩いてフラダンスと洞窟観音を拝観。山裾まで回り込んで下りて、再び清水寺の石段を上ってみる。参拝後、ふたたび駐車場広場へ。

ちょうど「高崎大田楽」が始まるところだった。中世の頃の幻の伝統芸能だそう。東北系の鹿踊り、それに騎馬民族とアラビア系が加わったような、鮮やかでダイナミックな野外劇だった。「蝦夷」「アテルイ」などという言葉が浮かんできた。プークで観た川尻泰司演出の「鹿踊りのはじまり」が蘇ってくる。

灯明は遠い過去の記憶をふいに思い出させるようだ。

来年も来れるかな。