薪ストーブ前で歌練


設置された煙突をみて、近所のお二人がさっそく見聞にやって来た。いつも薪をくれるトラさん(わが薪ストーブの愛称は「トラちゃん」なのだが)と区長のNKさんだ。

「こりゃ立派だ」

「あったけえだろなぁこりゃ」

と口々につぶやきつつ、「また枝の薪があるからいつでも取りに来い」という。トラさんちは小さな時計ストーブなので、割りやさばきの面倒な部分(たとえば二股や根元や小枝など)は手間がかかり使いにくい。土場で燃やしていたのだった。それを私が貰うことにしたのであるが、すでに家の周りは薪だらけになるほどストックができてしまった。

明日のライブに備えて歌の練習。午後から冷えてきたのでいよいよ薪ストーブ着火。

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やかんを載せ鍋でポトフをつくる。

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カボチャ、ニンジン、ジャガイモ。自家製野菜だ。美味い・・・途中で足利からのお客さんが来たので食べてもらった。

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夜半まで厳しい練習が続く。あんまり頑張りすぎるとギターの指が痛むので切り上げて、トラさんから貰ったスギの切り株をテーブルにしてバーボン・ソーダ。

これまでさんざん「囲炉裏讃歌→薪ストーブ批判」してきたが、やっぱり薪ストーブは快適だぁw。何しろ煙の心配をしなくていい。だが恐ろしく薪を食うのも事実だ。これまで、薪ストーブしか使ったことがない人がアトリエの囲炉裏を体験して、薪の消費量の少なさに驚くのを何人も見てきた。

思えば薪ストーブを置いたこの部屋(糸繰り工場跡/木造洋風トラス/32畳のワンフロアー)は開拓時代の北海道の小屋にも似ている。当時、和人たちはこれまでアイヌが守り続けてきた原生林を切り開き、住まいや畑や牧場をつくってきた。その木々は寒い冬を乗り切るストーブの薪にされたにちがいない。いま北海道では多くが高断熱・新建材の家で、外に大きな石油タンクを置く。

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日常は囲炉裏だが、薪のストックが許すなら、たまに薪ストーブの部屋で氷入りのバーボン・ソーダもいい。

それにしても旧アトリエの和室では大型薪ストーブ「トラちゃん」はデカすぎた。そういえばこのストーブをくれたMさんも「トラちゃん」の性能と薪食いの大きさに持て余して私たちに譲ってくれたのだ。

数奇な運命をたどり32畳の大空間という場所に着地したこの薪ストーブ。厳冬期やハレの日、そして忍木菟屋のカフェ空間の中で多いに吠えてもらおうと思う。

明日のライブ、私たちSHIZUKUの出番は19:00から。

(なのでまた翌朝から練習 ><;)


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