おしることケヤキ丸太


鏡開きのお餅を焼く。薪ストーブから熾を取り出し。炭火は火通りがいいので不定形でもへっちゃら♪

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旧アトリエの畑でつくった小豆をストーブでことこと煮た。おしるこもうまし。

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食後、キーボードを叩きながら原稿を書いている、といつも薪をくれる近所のトラさんがやって来て、にこにこしながら言う。

「例のでっけえケヤキ切っといたから取りに来な」

実は昨年末、臼を彫る前にトラさんの土場に新たなケヤキの大木が持ち込まれていて、「何ならこっちで彫ってみれば?」などと見せられていたのだ。そちらは真円に近いいい丸太だったが、白太を削るとかなり小さめの臼になりそうだった。それに乾燥期間がなくて大丈夫なのか? と思ったので古いほうで彫ったのだ。

二人で台車に積んで家まで運んだ。まだナマなのでものすごく重い。台車からの移動も板を渡しておいて、それに二人掛かりで誘導しないと台車のほうがひっくり返る。

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直径60cm。さて、これを忍木菟屋のアイテムとしてどう料理したらいいものか。臼か? 挽いて板を採るか?

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「なんならぶっ欠いて薪にすりゃいいよ、ひひひ・・・」

と、にこにこしながらトラさんは帰っていった。差し上げた杵搗き餅はとても美味しかったそうだ。

 


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