奈良の吉野山へ。
月: 2007年10月
四万十式作業道取材16.(世にも不思議な物語「林業」篇)
徳島の穴吹で泊まらせていただいた家の家主、Iさんは70歳。年金生活者だが、夫に先立たれ山林に莫大な借金を背負っている。木が飛ぶように売れた時代、政府の金融機関「農林漁業金融公庫」からお金を借りて、植林や手入れをし続けたからだ。
当時は日本林業の黄金時代。やがて材価が暴落し、林業がどん底産業になるなどとは夢にも思わなかった。だから、貸す方も貸す方で、どんどん貸し付けしたらしい。
Iさんの山は手入れされているので良木がたくさん残っている。が、現在の価値では立ち木は二束三文であり、担保の土地の評価額は驚くほど安い。
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四万十式作業道取材15.(和歌山ラーメン)
昨日の夕刻、徳島港から南海フェリーで和歌山へ渡る。チケット売り場がドライブスルーになっていて便利。
取材先、日高川町まで下道をひた走る。途中でラーメン。和歌山ラーメンというやつですね。博多ラーメンのディープなやつからとんこつ臭さを抜いて醤油で割ったような味。濃くで旨い。でもやや塩っぱい。カマボコ薄切りが入っている。
労働者風のひとが、鶏の唐揚げやチャーハンといっしょにこのラーメンを食べていたりする。
雨の中、取材を終えて龍神村から大塔山脈を北上。紀伊半島の背骨を縦断する。
四万十式作業道取材14.(穴吹川の工事、全国のE)
翌日は徳島の穴吹へ。相方の森林ボランティア時代の友人であるIさん宅におじゃまし、山を見せてもらったりする。穴吹川は四国の屋根「剣山」に源流を発して吉野川に注ぐ美しい川なのだが、そこにものすごい擁壁工事が行なわれている。道の拡幅のためなのだろうが、それにしても・・・
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四万十式作業道取材13.(船上のアクティ)
岡山での取材を終え、再び宇野からフェリー。運賃が安いので助かる。
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高松で夜はカラオケ。さすがに相方の実家があるここでは車中泊はできない。いつもの常宿、ビジネスホテルのTに泊まって、パソコン関係の充電や資料まとめ、ブログなどをやる。