ジャガイモ掘りの1日。僕らの畑の掘り上げが、H集落でいちばん遅れているかも。地中で腐っているのがけっこうある。イタルさんによれば春先の日照不足で今年は不作とのこと。上げたものでも腐ってしまうものがかなり出ているとのこと。下の2~3列は昨年収穫したものをまた種イモとして使ってみたのだが、こちらはネズミ被害と腐りが極端に少なかった。来年は自家種イモの植え付けを増やしてみよう。
月: 2006年7月
コマクサと草津温泉
今年は四国取材で時間を使ってしまい、畑や敷地の手入れが遅れているので尾瀬キャンプへ行けそうにない。日帰りで草津白根山へコマクサを見に行くことにする。日本有数のコマクサ群落地であるらしい。帰りはもちろん草津温泉で汗を流すのだ~。
草津の温泉街を抜けて登山口のレストハウス駐車場へ向かう道は、すでに硫黄の臭いがして「危険のため駐停車禁止」の立て札がある。そんなわけで高い樹木がないので、なんとも日本離れしたダイナミックな風景の中を、コペンを走らせていく。途中からオープン走行を楽しむ(コペンはボタンひとつで屋根がトランクに格納され、運転座席に座ったままオープンカーに変身するのである)。
駐車場から登山靴に履き替え、いちおう傘を持って出発する。弓池にはワタスゲの群落、途中でクジャクチョウやミヤマモンキチョウに出会う。後者は和製ブルーベリー「アサマブドウ」を植樹とする高山蝶だ。リフトで時間を稼いでコマクサ群落のガレ場へ一気に登る。ところで駐車場は400円、リフトは350円となかなか良心的な値段だ。
ネズミ
ジャガイモを掘りにかかる。天気がよく蒸し暑い。数列掘ったところで汗だくとなる。今年はネズミが異常発生していて、どこでもジャガイモを齧られているが、アトリエの畑も例外ではない。昨年はこんな齧り跡はほとんど無かったように思う。齧られた部分は皮が剥けてえぐれてしまうので、長期保存ができなくなる。それでも無傷のものが、まあまあ収穫できた。
宅ふぁいる便で/水源異変
ハチを観察にいく。数秒に1匹の間隔で花粉をつけたハチが巣に帰ってくる。ニホンミツバチは野草の花の蜜を集める。スズメバチの攻撃にもびくともしない。天敵はクマだけだ。だから、ずっとこのまま見守っているだけでいいのである。畑の敷地にミツバチを飼っているというだけで、なんとも豊かな、幸福な気分になれるものだ。
午後から連載イラストの本描き。水彩紙にペンと淡彩で仕上げ、厚トレで別版をとって手書き文字を書く。それをスキャンしてパソコンへ入れる。画像はEPSファイル、文字版はTIFのモノクロ2諧調データ。それぞれフォトショップで修正し、イラストレーターで版合わせ。さらに引き出し線などを配置する。
ららん藤岡、個展打ち合わせ
Y先生の奥様と「ららん藤岡」で個展の打ち合わせ。ここは高速道路のパーキングエリアともつながっている道の駅であるが、中に「花の交流館」というフラワーショップ・レストランがあり、そこに展示スペースやステージがある。事務室で施設の方々と名刺交換した後、現地で展示を検討する。2階に広大なスペースがある。人が行かないので階段を封鎖しているのだが、なんとも勿体ないことである。ここが死んでいるので、正面上部のオブジェが生きてこないのだ。