宅ふぁいる便で/水源異変


ハチを観察にいく。数秒に1匹の間隔で花粉をつけたハチが巣に帰ってくる。ニホンミツバチは野草の花の蜜を集める。スズメバチの攻撃にもびくともしない。天敵はクマだけだ。だから、ずっとこのまま見守っているだけでいいのである。畑の敷地にミツバチを飼っているというだけで、なんとも豊かな、幸福な気分になれるものだ。

午後から連載イラストの本描き。水彩紙にペンと淡彩で仕上げ、厚トレで別版をとって手書き文字を書く。それをスキャンしてパソコンへ入れる。画像はEPSファイル、文字版はTIFのモノクロ2諧調データ。それぞれフォトショップで修正し、イラストレーターで版合わせ。さらに引き出し線などを配置する。

今回は林道の構造的な白黒イラストが主になるのでデータがやや小さい。そこで「宅ふぁいる便」で編集部に送る。とはいえ合計で15メガはあるので山村のISDN環境ではなかなか時間がかかるのだが、ここに居ながらにしてデータが東京まで送れるのだから、凄い時代になったものである。

MacのOSを9からXに変えてシステム環境は非常に良くなった。以前なら、作業途中で一度や二度のフリーズは当たり前だったが、いまはほとんどそれがない。全国のいろいろな方々からメールで森林についての問い合わせが来る。それにも返事を書く。

水道配管の詰まりは取れたようだが、肝心の水源からの水が来ない。僕は締め切りが迫っているので、相方のYKが水源まで配管すべてをチェックしに行ってくれた。そしたら・・・

「水源の箱に穴が空いてた!」


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