天気がいいので実家の水戸へ行くことにする。Copenは小さく軽く、軽快に走るので、思い立ったときにささっと行動に移せるのがいい。カーナビも運転のストレスを大きく軽減してくれる。それでも、途中で渋滞もあり水戸まで4時間以上かかった。アトリエ産のジャガイモと干し柿を父の霊前に置き、水戸市に併合された旧内原町に巨大マーケット「IEON」へ行ってみる。
明らかにいままでのタイプのマーケットとちがう、と思わされたのは、中にリラクリゼーション・サロンや料理教室などが組み込まれていることで、それらがガラス張りで開放的であること、お客がお客に見られることで、店内が演劇的空間に満ちているのだ。しかし県庁の郊外への移転といい、畑の中に突如宇宙船のように出現したこのマーケットといい、水戸は、いや日本と日本人はいったいどこへ行こうとしているのだろうか。