イベントと設置(トラブル発生!)


県庁のイベントでSHIZUKUが出店とライブをする日。そして明日から始まる「ららん藤岡」での個展にあわせて夕刻はその足で作品の搬入と設置に向かう、というハードスケジュールだ。ところが鬼石町に下りたところで軽トラにエンジントラブルがおき、全く動かなくなる。

県庁の担当者に電話。Y先生のご親戚のMさんがレッカー車と新たな軽トラを手配してくれ、会場に着いて大急ぎで準備。県庁建物前の広場に用意されたテント。そこにパネルをはって著作やCDやポストカードをテーブルにおく。なんとか10時の開催に間に合う。

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隣ではチェーンソーや薪割り機のデモンストレーションをやっており、正面は芝生をはさんんで広場があって、そこで太鼓や踊りなどが披露される。

僕らSHIZUKUの出番は12:30から。「群馬の山村から全国に発信する音楽デュオ」などどアナウンス紹介される。

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個展の準備で連日の徹夜続き、練習不足、演じるのは3回目という新作ゆえトチリが多く申し訳ない舞台になってしまった。

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テントでは県庁の方を介して様々な林業関係者と話をしたり、『現代農業』の連載を楽しみに読んでいた、という人との出会いがあったりしてなかなか面白かった。初めての参加ということもあって、新聞の取材記者も度々SHIZUKUのテントを訪れた。

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朝からのトラブルと、お客さんとの応対と、そしてライブ。4時の終了時には二人ともかなりくたびれていた。が、これからがまた大変なのだ。会場のららん藤岡「花の交流館」へ急ぐ。

1階と2階両方に展示する。秘密の「大額」が軽トラに積まれている。藤岡に移動して、一緒に飾る山田和子さんの関係者やら施設の方々が助っ人してくれて、設置は意外に早くかたちが見えてホッとする。


キャベ餃子


相方と歌合わせ。ギターの練習をしているうちにボサノバのベースラインがずれてしまっていることに気付く。ボサノバギターは右手親指のベースを正確に等間隔で刻まねばならない。難しいなぁしかも弾き語りするとさらに難しくなる。相方に注文つけておきながらこれではイカン。必死に修正練習2時間。

自家製キャベツとミツバを入れて餃子をつくる。冷やご飯をおかゆにしてのせて食べる。東南アジア風だね。これもウマイねぇっ。食後は友人に貰ったハスの花入りの茶。これも合うね♪

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神流川なつかし物語


明け方に起き出して、前夜にできた曲の仕上げ。一気に4番まで詩を書く。いい曲ができた。相方の声にぴったりのマイナー調のバラードだ。さっそく相方に歌ってもらい、若干の修正を加える。

相方は音感・耳がいいので新曲をすぐに覚えてくれる。が、前曲のボサノバは苦戦している。歌いかたの雰囲気は出てきたけど、8ビートのポップスや演歌にいちど染まってしまった人が、ジャズやボサノバの「ノリ」を体得するのは並大抵ではない。これらのビート感覚は、頭で理解してやろうとしてもダメなのだ。スィングしないのである。

微妙なシンコペーション、アクセントのズレやひねり、これは音符では現せない。与えられたものを消化する、という感覚ではダメで、自分から自然にわき上がってくるものが大事なのだ。とにかく聞いてもらって、体得してもらうしかない。
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新曲完成、モンキアゲハ飛ぶ


朝、Y先生の奥様が来訪。9月のららん藤岡での個展の打ち合わせをする(8月下旬の予定が9月中旬に変更になりました)。写真を30点出展してくださるそうだ。個展のタイトルは「山暮らしと花」に決まった。僕はアトリエでの花のスケッチを中心に、それを相方に表装してもらって出展する予定。それといっしょに、ずっと昔に取材した日本アルプスの高山植物のスケッチなども展示したいと考えている。その後、前々日に雷で中座していたY先生の敷地の草刈りを仕上げにいく。

新作紙芝居の原稿を書く。夕刻、またアイデアが生まれて、新たに曲をつくる。なんと30分くらいでできてしまった。作詞作曲は、悩むときは1日じゅう悶々と悩むが、できるときはこんなもんだ。『繭の音(まゆのね)』というおカイコの歌だ。

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声合わせ


相方と新曲の声合わせをやる。相方には 小野リサやジョビンの曲を頻繁に聴いてもらっていたのだけど、ボサノバの歌いかたは意外に難しい。抑揚やビブラートをつけてウマイ風に歌うとボサノバにならない。ごく普通の、喋るようなささやくような歌いかたでいいのだ。しかし、それではっきりと言葉が聞こえなければいけないし、抑制の効いた情感が欲しい。すなわちカラオケ的歌い方の対極にある方法なのだ。

しかし、これが実に難しい。というわけで相方に何度も何度もしつこく注文をつけて、歌いかたを修正してもらう。ギターの難易度もかなりのものだ。カポなしのE♭キー、しかもほとんどがテンション・コード。一気に5フレットも左手が移動するコード進行もある。ん~大変かな。というわけで、これから個展ライブまでの期間、毎日メトロノームを前にした戦いの日々が続く・・・。