「大地の再生+石積み体験」@小豆島/2日目


2日目朝。石垣の直し、昨日の終了光景。崩壊石垣は実際に草刈りして掘り出してみないとその規模は解らない。下見で予測していたより広範囲だったし石が大きくたっぷりと石が出た。対岸の家々からもこの斜面はよく見えるはずだ。なんとしても今日中に積み終えねばならない。幸い、裏込め石はある。男木島のときのように古瓦を運んで割るという手間はない。

男木島石積みws(2日目その2)

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「大地の再生+石積み体験」@小豆島/1日目・後編


昼休み、二股枝で自在カギを作り、竹の三又から吊るしてみた。吊り鍋の代わりにバケツをぶら下げて、三又と自在カギの便利さを知ってもらう試み。いま方々のイベント先でこれを作って実演しているのだが、自在カギを多くの人が知らないのに驚かされる。縄文時代から続いているこんな便利で優れた装置をなくしてはいけない。

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「大地の再生+石積み体験」@小豆島/1日目・前編


小豆島は小豆島町、土庄町の2町からなり約2 万6千の人が住む。近年人口は減少の一途をたどっているが、 瀬戸内海では淡路島を除けば最も大きい島である。素麺、醤油、 佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んで、特にオリーブ は国内栽培の発祥地として広く知られる。

朝2番目のフェリーで土庄港へ。瀬戸内国際芸術祭の秋会期中ということもあって船内はけっこうな人。コンビニでコピーをとっていたら時間がぎりぎりになってしまい、島に渡ってから朝飯食おうか? と言っていたのだが、船内にフェリーうどんがあったのですかさず注文。トッピングのワカメの多さにやっちゃん歓喜ww.

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明日から小豆島へ


製作最終段階を迎えた新著、出版社からの最後の戻り原稿をしゃかりきに直す。明日からまたワークショップで旅立たねばならないのでそれまでになんとしても仕上げておきたい。最後の直しは主に語句の揃えが多い。商業出版の場合、出版社独自の漢字や文字の使い方・漢字のひらきかたがあり全体を統一しなければならない。

原稿の直し、戻り、また修正・・・その幕間にずっとボルテージを保ち続けるのはなかなか容易ではない。さらに出版が長引けば長引くほど、こちらは経済的にも逼迫してくる。毎度のことながら最後まで気が抜けない。

さて、今回のワークショップは小豆島「大地の再生+石積み体験」である。クライアントは僕のアトリエの「大地の再生講座」にも参加してくれたコキヌ工房・塩本さん(現パキスタン在住)。場所は彼女のご主人のご実家の土地で、土庄町の港から歩いていける場所にあり、小さな山裾の果樹園・畑跡地とそれに付随する小さな崩壊石垣である。

川だけ地形図

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