骨董市、馬頭観音


毎月第一土曜日に、桐生で骨董市がひらかれるので行ってみた。お目当ては囲炉裏道具と山道具だ。囲炉裏用の弧を描いたゴトク(ワタシ)をずいぶん前から探している(下図参照)。これはよく考えられた道具で、この上に載せて焼くと囲炉裏の炎を立てていても焦げることがない。といっても直火を使ったことがない人にはイメージがわかないか?

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二人


連日、イラストマップの本描き。しかしいつものことながら、手をかけすぎて金銭的には全然合わない。金銭にしばられて仕事をすることを、あるとき僕は止めてしまった。だから、これでいいのだ。とはいえ、僕のイラストマップの仕事はまだ完全燃焼していない。いつも、何かにつまづいている。

昼過ぎて、お腹が減ったのと気分転換に万場の蕎麦屋「まるい」へ食べにいった。アトリエから万場へ食べにいき、買い物をして戻ると1時間ちょっと過ぎるくらいだ。ここが一番近い町である。でも、

「♪この街のメインストリート 僅か数百メートぉお~♪(by 浜省)」って規模の町なんだよね(sanzokuameさん、パクってスイマセン)。

アトリエに戻って仕事中の夕刻、廃材角材でお世話になっている鬼石町在住のIさんが突然遊びに来た。イタルさんと供に囲炉裏部屋で飲んだ。Iさんが小ジャガイモを囲炉裏の灰に埋めて焼いてくれた。僕らが初めて作ったジャガイモを、生粋のH集落の二人が「ん、うんまい」と褒めてくれ、囲炉裏の時間を楽しんで、帰ってくれた。本当に嬉しかった。

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囲炉裏パン、ヴォレ・シーニュ


ふうふう、イラストマップの仕事が続く。今やってるのは茨城県南の散策マップのようなもので、筑波山、八郷、真壁、かすみがうら市、土浦のあたりをやっている。最後の土浦のラフがしんどい。茨城で生まれ育ちながら土浦はほとんど行ったことがない。行ってみるとなかなか面白い。水戸街道の宿場町の風情が残っている。もともと霞ヶ浦の港町だったんだね。江戸との交易拠点でもあり、古い商家やレンガ蔵が残っているのだ。レンガ蔵の喫茶店もある。今回はそんな建築を描くカットが多いので手間がかかるのだった。

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山梨講演打ち合わせ


東京からK氏来訪。4月に山梨で講演・紙芝居・間伐講習会をやることになり、その打ち合わせを兼ねて。囲炉裏ばたで打ち合わせってのもオツなものだが、今日はまたなんだか煙の抜けが悪い。フツーのお客なら薪を炭に変えるところだ。前日雪になったので心配したのだが、さすがに春だ。K氏は帰り際、アトリエ敷地の雪面から顔を出すフクジュソウを撮影していった。


万場のナタガマ


藤岡のIさんが太陽熱温水器を持って来てくれた。パーツがばらばらなので、設置場所を考えて組み立てたり配管をしなければならない。しかし、これができると灯油が大幅に節約できる。それに今の灯油釜が壊れたら薪焚き兼用の釜を購入する予定だ。外でチビカマでお茶を沸かしていたら風が寒くなってきたので囲炉裏に移動する。

Iさんが帰った後、囲炉裏でご飯を炊き、昨日藤岡「たむら」でお土産にいただいた塩サバを焼いた。囲炉裏で焼き物をするときは、まずおきている火に薪を多めにくべて熾炭をいっぱい作る。そこで薪を引いて炎を弱め、ゴトクに網をのせ熾炭の部分で焼くのである。 “万場のナタガマ” の続きを読む