観音寺~松山


「梅雨明け10日」は山の最も天気が安定するといわれている(ただし午後から曇る)。「がもう」でうどんを青空の下で食べていたら山や渓谷を見たくなりそのまま愛媛方面へ1泊のプチ旅に出ることにする。

これが讃岐富士=飯野山(いいのやま)。丸亀市・坂出市の境界にある。標高421.87m。讃岐七富士で最も高い山。

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失うものは何もないのだから


「桑田圭祐の『月』がいいからぜひ歌ってほしい」と言われてカラオケで歌えるように練習w。こういうの、調べて覚えるのにYouTubeはめちゃ便利だぁ。で、いろいろ探していたら桑田くんのラヂオの生ギター録音シリーズがアップされていて面白いんだわ。これどうよ「弾き語り生歌 ボブ・ディラン – 風に吹かれて」。ぐっとくるよねぇ(2012.4現在、削除されました/泣)。

ボブ・ディランといえば、私たちの世代が最初にその名を知ったのは、オリジナルソングではなくガロの「学生街の喫茶店」の歌詞の中ではないだろうか。「片隅で聴いていたボブ・ディラン♪」

浜田省吾の畢生の名曲「路地裏の少年」の中にもディランの曲が出てくる。「古ぼけたフォークギター窓にもたれて、覚えたての『風に吹かれて』♪」という詩があるのだ。

「路地裏の少年」なんて、カラオケスナック(演歌だけがほぼ9割)のジサマ・バサマの前で歌ったって、誰も知らない。ところが、やっぱり歴史的名曲っていうのは世代を超えたオーラがあるらしく、無視されず耳を傾けてくれたりする。「ええ曲やな・・・」などと、見知らぬ皺だらけのオバチャンが声をかけてくれたりするのだったw。

ディランは長らく無視していた。でもやっぱり聴いてみるか、と『追憶のハイウェイ61 』を買ってみた。「 ライク・ア・ローリング・ストーン」が、凄かった。雷に打たれるような曲というのがあるのだ。コード進行の単純さを消し飛ばしてしまうような、言語を超えた言霊が魂をぐらぐらと揺さぶるような曲というものが。

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この曲は、ある人の死と「自分を貫いて生きる」という試練を介して、私に忘れ難い思い出を作ってくれた。

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讃岐七富士


愛車アクテイ(フルタイム4WD/走行距離16万km超)のオーナー車検に2日かかってしまった。マフラーの穴はパテで塞いで修理したのだが、今回はライトの角度と前輪のドライブシャフト・ブーツの破損で引っかかってしまった。修理工場に駆け込んだが部品が取り寄せで検査は翌日に持ち越しになり、再申請で1,200円余分にかかった。ともあれ香川ナンバーを取得。ナンバーは検査場の駐車場で、自分で取り外しして付け替える。

車検が通ってホッとしたのでドライブ。近くにある六ツ目山が美しい。標高317m、御厩富士(みまやふじ)とも呼ばれる。讃岐平野にはこのような円錐状の山が多い。これは過去の火山の痕跡だ。

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四国26回旅


桐生出発は午後になった。行きがけに数件ご挨拶に回り(足利にも立ち寄って)、不動産屋さんに鍵を渡していよいよ群馬を離れる。

いつものように軽井沢を通って信州へ抜ける。ホンダの軽バン「アクテイ・4WD」は荷物満載でシートが倒せず車中泊不可なので登山用テントを積んである。が、さすがに疲労がたまっているので今回はホテル泊で行くことにする。

群馬から下道を通って四国へ行くには中山道(木曽道)から名古屋に入り、1号線で京都へ、という道順が近い。1泊目は長野の上田へ。

上田では時間が合わず刀屋の蕎麦を逃してしまった。気を取り直し、名古屋では「矢場とん」の味噌カツを食べてみた。名古屋を通過しているとき横綱まわしをしているブタのキャラクターが目に焼き付いて気になる店だったのだ。

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高松~桐生/送迎会


3/15に桐生を出て四国高松のyuiさん実家の一室を借り、ネットを引かせてもらって新著を仕上げ、その他連載イラスト原稿や飛び込みの原稿を仕上げつつ、ソーシャルメディアで原発の放射能汚染のニュースを追い続け、新著の発行を待ちながら桐生へ帰る時期を考えていた。

4月になって借家を管理している不動産屋さんから「契約更新時に土地と家屋の購入を検討してほしい」という電話が入った。5月で借家の2年契約が切れるのだが、次回更新時に購入という条件になり、資金のめどの立たない私たちは引っ越しを考えざるを得なくなった。

(※初回契約時から「将来は土地家屋を購入するという方向で」と提示されていたのですが、私たちはあまり意識していなかった。前回の文面では誤解を招く表現であったことを謝罪いたします)。

『ドゥーパ!』の連載を早めにアップして、突然やってきた『ビーパル』の仕事を書き上げた後、5月19日に私たちは引っ越しのために群馬へ戻る旅に出た。

高松の目抜き通りにあるクスノキははや花が咲き香しい匂いを放っている。

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