私は鰻好き。関東の人間だから鰻は蒸した柔らかいのがいい。
今年はスーパーで真空パックのを温めて食べてみたけど、香ばしさがなくて不発だったな。
京都では念願の「かねよ」に行く機会を得た。

京極で明治から操業する老舗のうなぎ料理専門店である。もちろん炭火焼きだ。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
私は鰻好き。関東の人間だから鰻は蒸した柔らかいのがいい。
今年はスーパーで真空パックのを温めて食べてみたけど、香ばしさがなくて不発だったな。
京都では念願の「かねよ」に行く機会を得た。

京極で明治から操業する老舗のうなぎ料理専門店である。もちろん炭火焼きだ。
まずはこれを覧下さい。高松市の今日までの過去の天気である。7月1日から今日8月13日までの44日間、雨が降ったのはたった1日だけ。

ただピーカンと晴れてるだけじゃないんですぞ。連日の猛暑、高松市は35度C以上が連続!!!しかも
古民家暮らしから新築の現代家屋に変わって、何がいちばん違うかというと窓・窓枠・網戸であろうか。
ペアガラスでかっりちりと作り込んであり、結露なしで気密性は抜群。また網戸は視覚的な透過度が高く、網戸をしていても、遜色なく風景を楽しむことができる、
滑り出し窓はいったいどうやって網戸をつけるのか? と心配していたのだが、写真のように横スクロール式なんだよね。いや、よくできてる。

新居に引っ越して初めての冬を迎えているが、無垢のスギ材は温かいということをしみじみ味わっている。スギは柔らかく傷つきやすい、また汚れやすいので床材には敬遠する建築家が多い。
ナラやサクラ、タモなどの広葉樹が王道であり、それを付き板でコストダウンを計る(つまり合板である)。あるいは無垢でも塗装して表面を覆ってしまので床は冷たい。現代住宅は西洋の模倣がベースにある。あちらは靴を履いたまま部屋を歩く文化である。
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2階の床は30mmの無垢材だからその性能は言わずもがななのだが、ちょっと驚いたのは1階のフローリングの温かさである。
最初は1・2階全部屋に低温乾燥スギ(愛工房)30mmを張りたかったが、予算が合わずそれは2階の囲炉裏暖炉があるワンフロアーだけ。あとは高温乾燥の30mm、そして1階は15mmの厚みで我慢した。
その場合、一般には下地に合板を用い、その上に15mmを張るのだが、この家では合板を避け12mmのスギ野地板を使ったのである。
これが温かいのだ。

早朝、仕事の合間に撮った写真。ちょっと引いて階段手すりと囲炉裏暖炉を重ねてみた。この階段の開口部と手すりの黒の感じが、私にはコルビジュエのサヴォア邸の螺旋階段を思い出させる。

この手すりは、暖炉のフードや煙突と共に、塩江のアイアン作家の中井氏にお願いしたのだが、最初のイメージはサヴォア邸なんかではなくて、それまで居候してお世話になっていたYの実家の階段手すりなのである。