藤岡の「たむら」でお土産にいただいた塩サバを再び囲炉裏で焼いて昼食に食べる。感嘆するほど旨い。蒸し器で温めなおしたご飯も美味しい。「蒸し器で温めたご飯」などというものは今や死語だろう。冷や飯を温めるのはどの家庭でもきょうび電子レンジだものな。蒸し器のご飯はべちゃっとして不味い気がするけれども、アトリエのはまるで炊きたてのごとく美味しい。もともと山水で薪で羽釜で炊いたご飯だからメチャ旨ご飯なのだけど、これを蒸し直すと美味しいのは、水蒸気をたてる水の美味しさがちがうからか? ともあれ、熾炭で焼く魚は旨い。
カテゴリー: 麺類
手打ちうどん作る
前夜のすき焼き残り汁がわずかばかり。そこに冷や飯をぶち込んで鍋に蓋をして熾き火にかけておく。ほどよく水気を吸い、ちりちりとお焦げが始まった頃に、Y氏がお歳暮に持ってきてくれた日本農園の地タマゴを割り入れ、蓋をしてその上に熾き炭を置いてオーブン状態にする。んんん、目玉載せビーフご飯のできあがりぃ。
野菜の力とおきりこみ
しばらく天気が続いたので、畑に出て白インゲンと小豆の収穫。豆のサヤは全部がいちどに茶色くなるわけではなく、まだ緑色のものもある。かといって、全部茶色になるまで待つと、先に枯れたサヤのものが割れて中の豆が落ちてしまう。それで間隔をみて枯れたものから順々に収穫していくのだ。ついでにホウレンソウの間引き。カブ、ネギ、ミニトマトの収穫。
ホウレンソウはよく育っていて味もすばらしい。肥料は木質堆肥と木灰だけだ。鶏糞を施した他の畑を観察すると、株が大きいものの虫喰いがひどい。ネギもまた、化成肥料と鶏糞をやった他の畑では、黒いアブラムシに悩まされてたりしている。アトリエの畑でほとんど無肥料で育てたネギは、太さはないけれども元気で美味しい。ホウレンソウの根の張りが強くて、間引くにも簡単には引き抜けないのだ。
囲炉裏、復活
午後から突然「囲炉裏」造りにかかる。アトリエの玄関正面の部屋は土間をおいて大黒柱のある囲炉裏部屋だったものを、前住人はコンパネで塞いでいたのである。それを再び開いて補修して造りなおした。
ちいさな食堂
朝、Y先生ご夫妻がやってきて個展の打ち合わせ。お渡しておいたCDと案内ハガキの出来にえらく感心されていた様子。Y先生は僕らの暮らしぶりを外観して、「電話もテレビもない生活」という原始時代をイメージされている風だけど、中では最新のPCを駆使してこんなモノを作ってるんだものな。
前夜のおきりこみの残りを煮なおして食べる。おきりこみはこの煮返しがウマイとされている。野菜は煮崩れがなくて味わい深い。案内ハガキの印刷を続ける。しかしプリンターの性能が飛躍的に良くなって、100枚刷ってエラーが1枚も出ない。色もほぼ完璧!
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