栄寿亭、『商工たかさき』記事


朝、イタルさんの駐車場の石垣が崩れている。とりあえず車道に落ちたものを片付る。

ずっと雨で閉じ込められているので、コペンで伊香保へ。帰りに高崎の栄寿亭で夕食を買う。オムライスとオムレツとロースカツ。これで計1,060円。味も良し。「古き良き、高崎の良心!」と呼びたい。

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ららん藤岡、個展打ち合わせ


Y先生の奥様と「ららん藤岡」で個展の打ち合わせ。ここは高速道路のパーキングエリアともつながっている道の駅であるが、中に「花の交流館」というフラワーショップ・レストランがあり、そこに展示スペースやステージがある。事務室で施設の方々と名刺交換した後、現地で展示を検討する。2階に広大なスペースがある。人が行かないので階段を封鎖しているのだが、なんとも勿体ないことである。ここが死んでいるので、正面上部のオブジェが生きてこないのだ。

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紙芝居ライブはアートなのだ


朝、地元紙の上毛新聞に個展と紙芝居ライブの案内が掲載された。記者さんがみずからの感想をまとめてくださったかのようないい記事が嬉しい。写真は入り口通路壁の絵地図作品。

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八塩温泉、アニタ・オデイ


高崎個展の通路の壁を飾るオブジェのアイデアが生まれる。重厚な蔵の空間なので調和するものを置きたい。テーマは「古い町、山の水、なつかし物語」。僕にとって9回目の個展であり、群馬で始めてひらく個展である。もちろん、いつものように単なる売り画やクラフトだけを飾るつもりはない。

午後、相方は書の制作。僕は紙芝居制作。その後ライブの新曲を音合わせ。バラードのほうはOKだけどボサノバのほうがイメージ通りにいかなくて何度も練習。ギターの練習も大変である。左指が少々くたびれて鈍痛がおきてきた。

夕刻、鬼石へ降りて久しぶりに日帰り温泉へ。もう時間も遅いので、鬼石の八塩温泉へ。ここは古くから多野の名湯として知られる。なかでも「神水館」は名旅館で「秘湯を守る会」の会員宿でもあるが、僕らは「ヤシオカン」ヘ行ってみた。泉質は、ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉だが、加水加温してあって塩素臭も若干ある。が、それもそのはず、入り口にある源泉のコックをひねり口の含んでみると強烈な塩辛さ。海水とほぼ同じである。

戦時中はこの源泉を使って塩を作っていたらしい。含まれた炭酸ガスを利用して作られた八塩煎餅が鬼石の町内でいまも作られている。多野地方にアオバト(海水を飲みに集まる奇習で知られる)が生息するのは、このような塩泉の存在も大きいのだろう。加水してあるとはいえ、さすがに効き目のある温泉だった。

押し入れの中からアニタ・オデイのCDを取り出して、行き帰りの車の中で相方に聴いてもらう。


神流川なつかし物語


明け方に起き出して、前夜にできた曲の仕上げ。一気に4番まで詩を書く。いい曲ができた。相方の声にぴったりのマイナー調のバラードだ。さっそく相方に歌ってもらい、若干の修正を加える。

相方は音感・耳がいいので新曲をすぐに覚えてくれる。が、前曲のボサノバは苦戦している。歌いかたの雰囲気は出てきたけど、8ビートのポップスや演歌にいちど染まってしまった人が、ジャズやボサノバの「ノリ」を体得するのは並大抵ではない。これらのビート感覚は、頭で理解してやろうとしてもダメなのだ。スィングしないのである。

微妙なシンコペーション、アクセントのズレやひねり、これは音符では現せない。与えられたものを消化する、という感覚ではダメで、自分から自然にわき上がってくるものが大事なのだ。とにかく聞いてもらって、体得してもらうしかない。
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