背負い子を作る/その4・肩ひも自作、背負い子完成!


次の本の企画が通った。というわけで午前中は電話やメールのやりとり、資料の読み込みなどで終わってしまう。朝昼兼用の食事は味噌汁に卵納豆とキムチの漬け物でさっとすませる。さて背負い子づくりの続きだが・・・・

ここまでの経過。

背負い子を作る/その1・材料揃え

背負い子を作る/その2・墨付けと刻み

背負い子を作る/その3・フレーム完成

問題は肩ひもだった。昔からよく見かけるのは、麻縄を芯に、ボロ布ひもにして、をわらじを編むようにして作るものだが、やったことがないし、ネットを探してもなぜか実例がまったく見当たらない。

というわけで、逡巡していた。が、午後になって突然手が動き出した。ロープ類の材料は買ってある。ボロ布は下屋の入り口に使っていたインド綿の幕がちょうどある。それを裂いて、とにかく始めてみることにした。

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78番、郷照寺


宇多津の町は古い佇まいで細い路地になっている。車でちょっとひやひやしながら進んで行くと、寺への標識に導かれ上り坂になる。それを抜けたところに意外や砂利敷きの広い駐車場があってホッとする。

高台で、海方向の景色がいい。

手前に鐘があったので撞くことにする。鐘木(しゅもく)はたいがいシュロの木だ。シュロはヤシ科であり、木というよりは竹のような繊維が詰まった幹を持つ。程よい重量と鐘を傷めない軟らかさが鐘木に向く。

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クワの実、昔の話を聴く


イノシシが気になり、早朝から見回り。またジャガイモが2カ所掘られている。しかし派手な掘り方ではなく、しかも食べ残しが今回は2個転がっている。変な奴である。いま畑のジャガイモは一株に何個くらい、どのようなサイズで付いているのか調べようと、大きめの株を選んで初のジャガイモ掘りをやってみた。大きいのは2個、あとはまだ小さな小イモ状態だった。最初にし尿を捨てた穴の近くに春先、菜の花が出てきたので興味深く見守っていた。それは周囲の菜の花よりも濃い緑色をして、かなり大きく育っていった。種を結び、いま倒れかかっているその株に、アブラムシやカメムシなどがびっしりと付いている。窒素分の多い肥料を施すと「濃い緑色」になり「虫害を呼ぶ」というのを目の当たりにした思いだった。

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シュロ縄


Amazon に注文した『草を編む』が届く。相方は昨日からシュロ縄を本格的に編んでいる。この縄からまた新しいクラフト作品をつくる予定という。楽しみ! アトリエ敷地で伐採したシュロである。その皮をはいで保存しておいたものだ。

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スギ枝


発芽したキュウリが大きくなったので畑に移植した。水まきやレタスやニンジンの芽の間引きをする。敷地のスギ山に入り、落ちている枝を拾う。いまの日本のスギ山の「ゴミ」の量はハンパじゃない。燃料源となる木質素材がこれほど山に大量に転がっているのは、おそらくヒトの数千年の歴史上初めてのことではないだろうか。とにかくどこのスギ山に行っても、散乱し、堆積するスギの葉とスギの枝・枝・枝・・・。

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