播磨の鶴林寺


帰り道に寄りたいお寺があった。「播磨の法隆寺」といわれ国宝の建造物が2つもある鶴林寺。同じ名の寺は四国88箇所徳島の第20番札所にもあるが、播磨の鶴林寺は聖徳太子の創建なる「法華経の寺」である。入山料と宝物館拝観のセット券=800円を払って境内へ。

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23番、薬王寺


徳島県の最後の札所、日和佐にある23番の薬王寺へ。

「お大師さんのころ、人里はこの日和佐まででしたやろか」

司馬遼太郎『空海の風景』の中でタクシーの運転手がつぶやいた言葉である。次の札所は土佐最初の霊場で室戸岬の突端。その間の80kmは歩けば3日がかり。まして道なき時代には・・・。

厄除け寺として全国的に有名で、22番平等寺の記事で書いた石段に1円玉を置いていく厄除の習わしは、こちらが本家だ。屋根に五柱の相輪が立つ瑜祇塔(ゆぎとう)が独特の景観をつくりだす。

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59番、国分寺


前日、夕飯は新居浜「驢馬(ろば)」のザンキ(鶏の唐揚げ)と、スーパーでおこわ・惣菜などを買い込み、道の駅「マイントピア別子」で車中泊。ここは温泉がある。風呂上がりに唐揚げとビールが美味い。カーナビのテレビで女子サッカーなでしこの中国戦を見る。いやあ、感動的な勝利だったね。

今日は愛媛の高縄半島の札所を廻ることに。なんせ今治だけでも6寺が集中している。

まずは59番札所「国分寺」。山門に仁王様はいないタイプ。石柱2本というあっさりしたもの。1200年記念行事で手水鉢などを新調したようだ。まだ工事が続いているようだった。

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75番、善通寺


四国霊場開創1200年記念を機に車遍路中。2014/4/6「1番霊山寺」から順不同で巡礼している(現在34箇所目)。

お遍路の記録はネット上にたくさんあるが、やはり若い歩き遍路の日記が面白い。歩き遍路は宿に宿泊するのと野宿をする方法があるが、善根宿や通夜堂という激安もしくは無料という場所を利用することもできる(いろいろ併用している人が多いようだ)。

なにしろ遍路は歩く距離が長いので予定が立てにくく、先に宿を予約してしまうとそれにしばられて自由度がなくなる。かといってキャンプや野宿する場所は限られる。歩き遍路の泊まり場所はなかなか悩ましい。

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34番、種間寺


実は今年の3月にもこの34番種間寺を訪れている。まだ納経帳を手にする前だが、たまたま近くを通ったので寄ってみたのである。駐車場で2シーターのスポーツカーに乗った男性2人組の遍路(ちゃんと白装束で運転していた)を見たのがとても印象的だった。

今日はアイスクリーム売りのおばちゃんがいる。高知では「アイスクリン」という名で売っている。

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