緩速ろ過・上田市染谷浄水場


上田には大正時代に造られた緩速ろ過の浄水場がある。現在も稼働中で、上田の中心部の水道の多くはこの染谷浄水場でまかなわれている。朝、上田市の上下水道局を尋ねると、浄水場の所長に連絡をとってくださり、午前中見せていただけることになった。

場所は上田に来たときたびたび訪れていた市立図書館の近く、ちょっとした高台の一画だった。あんがい町から近いのにびっくり。市内に自然流下で配水するに格好の敷地だ。大正年間(1923年)に造られた浄水場で、元信州大教授の中本先生らが1980年代から緩速ろ過池での生物群集の働きを調べてきたのもここ。

源水は昔は千曲川の伏流水を利用していたが、いまは千曲川とその支流の神川の表流水を取水しているので、雨の多いときは濁る。濁りが大きいと砂ろ過が詰まりやすいので、濁度が12度以上になった場合のみ濁り凝集剤(ポリ塩化アルミニウム/PAC=パック)を使った急速ろ過を併用している。凝集剤を使えば濁度は2度以下、使わないときでも5度くらいで沈殿池に入る。

中央監視室から見た凝集池と沈殿池。凝集池は板の間を上下しながら流れることで薬品が濁りと混ざるようにする。沈殿池は固まった濁りを傾斜版という装置でまとめて沈殿させる池。強い濁りの源水が入ったとき、この二つで濁りを減らすことができる。今日は凝集剤は入っていない。

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水と森カフェ


桐生で有名なある寿司屋を調べていたら、人気の食ブロガー(主婦)のページに引っかかった。その寿司屋はモノは良さそうだが値段は高い。その食ブロガーはしょっちゅう通っているようだった(私たちはまだ一度も行ったことがない/行けないw)。ところがその人は、先日私たちが食べに行って激怒した桐生市内の高くてマズい蕎麦屋を、さも美味そうに写真を撮って褒めているのだ。だから、内容は信用できないと思った。

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緩速ろ過法/生物浄化法について


先日の足利講演の最後に、高崎の剣崎浄水場が昨年度の「土木遺産」に選ばれたお話をした。砂の層をろ過させるだけで、100年もの間、美味しい水を作り続けている(現在も稼働中)この「緩速ろ過」の技術が再評価されたのであった(上毛新聞)。

実は私の住む桐生市梅田町で浄水場を造る計画が持ち上がっている。現在、浄水法は「急速ろ過」が主流になっているので、この機械だらけの浄水場を作られてしまう可能性が高い。「急速ろ過」は濁り除去にアルミニウムの薬品を使い、そこで出た汚泥は乾燥させ産業廃棄物となる。機械の値段は非常に高額で、メンテナンスもメーカーに頼ることになりがちだ。運転コストも高い。

いっぽう「緩速ろ過」は砂の層の池を作るだけだ。砂の上の藻と中の微生物が美味しい水をつくる。メンテナンスは熟練した技術者がいるだけで良い。

しかし、昨日の桐生議会を見ていると、彼らが自分で進んで浄水法を勉強するとは考えられない。このままでは機械メーカーと御用学者と設計コンサルに煙に巻かれて「急速ろ過」になるのは目に見えている(私=大内は、大卒後の設計会社時代に急速ろ過による浄水場設計に関わった経験があるのでよく解る)。桐生川の源水はかなりキレイなものなので、「緩速ろ過」が最も安全で廉価で適した方法に思われる。

そこで、信州大の中本教授が「緩速ろ過」についてYou-Tubeで発信されているので貼付けておきます。

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「若宮」の豆腐「シャンゴ」のパスタ


忙しくてなかなか水戸の実家に帰れない。30日が父の命日なので、桐生から若宮の豆腐・湯葉のセットを送ることにした。若宮はノコギリ屋根の工場を改装して豆腐会席をやっている店だ。国産大豆、水は桐生川の源流水を使うというこだわりようである。生湯葉や豆腐も店頭販売しており、地方発送もしてくれる。

私たちも自家用に豆腐と油揚とおから(湯葉入り卯の花)を買ってみた。

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餅と水の関係


予定より遅れ気味の単行本制作にしゃかりきの暮れですが・・・外せません、餅つきだけは。

いつもの白いお餅とヨモギ餅をつきます。ヨモギは春先にとって茹でたものを冷凍してある。臼にお湯をはりつつ、湯に袋ごとつけて解凍しているところ。

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