田辺市中辺路に位置する滝尻の崩壊地である。熊野古道の重要地における深層崩壊として数々の紙面を賑わせ、田辺市の報告書の表紙にもなった崩壊地である。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
下の写真は2003/11/8「那智の滝」を訪れたとき、私が撮影したものである。

初めての熊野への旅であった。
まだ群馬の山暮らしを始める前で、鋸谷さんとの共著、私の2冊目の著書になる『図解 これならできる山づくり~人工林再生の新しいやり方』(農文協)の最終原稿を書き上げた直後だった。
最期の文章(鋸谷さんとの連文の「まえがき」)を書き上げて出版社に送り、その文書やイラストのコピーも車に積んでいったのである。単行本の最終取材という意味を込め、この旅の間に本のタイトルを考えねばならない、そんな思いを込めて敢行した旅であった。
いちいがしの会のスタッフが今回の講演の動画をYouTubeにアップしてくれました。
凄まじい荒廃林の大崩壊を見た後だったので人工林ネタが長すぎて1.5時間を10分オーバー。
囲炉裏の話はあんまりできなくでゴメンなさい。
この講演動画で多くの人が日本の森の真実の姿に気づき、目覚めてくれることを期待したい。