田んぼの手伝いへ


田んぼ関係のイラスト仕事をいま引き受けているのだが、毎回ラフを上げるだけでかなり苦労している。実際に現場で働いてみないことには、どうにもリアリティが湧いてこないのだ。というわけで今年から実家にある田んぼの手伝いに行くことになった。

私の実家は水戸なのだが、父方の本家は日立市にあり、かなり古くからの農家で叔父が家を継いでいるのである。自然が好きだった私は幼少の頃からしょっちゅうそこへ泊まりに行き、祖母にはそれはよく世話になり、叔父には海水浴に連れていってもらったり、港に釣りに連れて行ってもらったりしたものである。そうして私は、祖母や叔父叔母たちの農作業をみていた。

父も祖母もすでに亡くなっているのだが、実は肝心のその叔父が今年に入って病に倒れてしまったのだ。歩けるまでに回復はしたものの、以前のように田畑での力仕事はできない。というわけで、田んぼを学びたい私たちにとっては渡りに船。先々月から叔父を見舞うかたがた、なかば強引に(笑)田んぼの手伝い約束を取り付けたのだった。

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屋久島紀行22.(浜松〜日本橋〜ニコニコ亭)


25日。浜松でギフチョウ保護区の取材をした後、東名高速で東京へ。夜は編集者と単行本の打ち上げ。日本橋のホテル泊。

26日、群馬に戻る。最後に温泉に浸かりたくなり「川中温泉」を選んだが、なんと定休日。そこで川原湯温泉の共同浴場「王湯」へ。70度以上の源泉が湧くここは、八ツ場ダム完成後には沈んでしまう。すでに付帯工事が始まっており、川中温泉へ行く途中は山が削られ、コンクリートの橋脚ができている。景観は台無しである。立体交差の大型道路ができるらしい。

帰りは渋川のニコニコ亭で、ラーメン定食を食べて帰還。うーん、相変わらず安くて美味しい(620円)。ソースカツ丼で知る人ぞ知る店だが、駅から遠くちょっとの努力ではたどり着けないような路地にある。が、いつ行っても味は裏切らない。

このラーメンのまっとうな良さ(今回は味噌味)はどうだ。ご飯の炊き加減、神経が行き届いている。惜しむらくは漬け物が市販品であることだが、許す。お姉さんの接客態度がいつも気持ち良い。これぞ群馬だぜ♪

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野反湖へ


今年の夏の暑さはかなりのもので、おそらくこのアトリエでも熱帯夜になっている。同じ群馬県下の館林で40度を越える最高気温を記録。麦収穫前後の雨続きにもハラハラさせられたが、その後はお湿りのない日々がずっと続き、気温は上がるのに夕立の雨がない。いったいこの暑さは何なんだ。うー、避暑に行こう!

というわけで、目指すは野反湖(のぞりこ)。群馬、長野、新潟の県境に位置する、2000mの山々にかこまれた高原の湖のほとりでキャンプするのだ。セカンド・カーのアクティに荷物を積み込んで出発。途中に温泉がいくつかある。前々から気になっていたS温泉の露天風呂に行ってみた。川の中から湯が湧き出ており、混浴の露天風呂と聞いていた。

ところが、現地に近づくにつれ、川の様子に一抹の不安がはしる。爽やかな渓流ではなく、キタナイ感じのする、流れなのである。花敷温泉の建物を過ぎてもその川の印象は変わらない。S温泉用の無料の駐車場には、たくさんの車が止まっており、キャンピングカーで来て、すでに酒盛りしているグループもいる。

そこに車を止めて、いちおうタオルと着替えを持ち露天風呂まで行ってみたら、女性はもちろんオッチャンも海パンで入っている。やっぱり流れと周囲の雰囲気がキタナイ感じがして、コケやヌルがついている。小屋掛けの小さな湯船もあるのだが、そこには地元爺さんがいて、女性が一緒に入れるような雰囲気はない。

結局、入らずにUターン。硫黄臭のない無色透明の湯であることも、そそられない要因だった。全国の山岳渓流をいろいろ釣したことがあるので、水の色とか石につくコケの感じを見ればピンとくるのだが、この川は発電か何かの取水をされて水量が少なく、上流の民家の排水が入っていると思う。草津まで戻って外湯に入った。

野反湖には夕刻着いた。キャンンプ場は駐車場から15分ほど歩かねばならないので、荷物移動用にリヤカーを貸してくれる。キャンプ料金は2人で1,900円。このキャンプ場はアウトドア雑誌で日本一のキャンプ場に選ばれたこともあるそうで、さすがに雰囲気がよく気持ちがいい。

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栄寿亭、『商工たかさき』記事


朝、イタルさんの駐車場の石垣が崩れている。とりあえず車道に落ちたものを片付る。

ずっと雨で閉じ込められているので、コペンで伊香保へ。帰りに高崎の栄寿亭で夕食を買う。オムライスとオムレツとロースカツ。これで計1,060円。味も良し。「古き良き、高崎の良心!」と呼びたい。

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