関西のネギ考


関東から関西(四国だけど)に引っ越して1年半が過ぎた。いや~文化の違いをいろいろ感じますね。食文化もね。

さんざん書いてきたけど、うどんはすばらしいけど蕎麦はダメ。当たり前だよね、地物の産物と文化がないわけだから。かけ蕎麦に半透明な出汁+青い細ネギを出されるとガッカリするんだよなぁ。

ところがね、青ネギ、これ自体は悪くない。いや、先日スーパで買った98円の「香川産中ネギ」は素晴らしかった。食感が軟らかく甘い。ほんのりネギの香りが鼻に抜ける。関東の白ネギのツンとした薬味的辛さはないが、ザクザクと切ったものを、生野菜として食べるにはいい。

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一束98円を大量小口切りにし、広島式お好み焼き2枚作って全部使いきってしまった。生でもいけるがちょい火を通しても美味しい。広島焼きではこの青ネギを驚くほど大量に使う(こちら)。

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もともと京都の九条ネギ系統の品種のようだ。博多の細ネギもいいものだが、関西では単なる色どりとして使われている感じが私的には面白くない。ネギの風味、栄養はとても重要なものであり、料理を引き締めるものだ。

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ちょうど旬なのだろうか。だとしたらスダチが最も安く大量に出回るときと合わさって、これを使わない手はない。この組み合わせは、秋のあらゆる料理に向く。

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たとえば霜降り牛のソテーに出汁醤油+山葵バターソース、そこに「青い細ネギ+輪切りスダチ」添えなど素敵ではないか(後日やったんだけどねw)。

ちなみに「関東の白ネギ」は香川のスーパーでも売っています(鳥取産のが多い)。


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