新著製作中なのだが本文・レイアウトの山場を越えちょっと一息。『ドゥーパ！』の連載原稿も仕上がったのでちょっと岡山～鳥取方面へプチ取材旅。さて、いつもはフェリー利用なんだけど、高松と宇野を結ぶフェリー２社のうち１社が廃業し、フェリー代も高くなった（軽自動車1980円→2480円へ）ので、今回は瀬戸大橋を渡ってみる。
こちらは橋の最短を使うと軽の通常料金は2800円、ETCを使うと割引で1960円～1300円となる。いよいよETC入れようかな・・・。
岡山の平野部は広い。稔り豊かな場所だね。黒い壁の焼き杉の家、白い漆喰壁の家がまだたくさんある。
昼食は岡山市内へ車を止めて「だてそば」へ。ここは支那そば＋かつ丼という組み合わせの老舗有名店らしい。そもそも岡山には「デミカツ丼」なるBグル食文化があるらしい（デミグラスソースがかかっているソースカツ丼のようなもの？）。で、ここはラーメン屋としても有名らしいんだけれども、デミカツ丼もやっていて、もちろん魅惑のセットがある。
半々定食1000円。半かつ丼と半ラーメンの組み合わせだが、かつ丼けっこうでかいぞ。しかも生卵サービス付き。
全体にしょっぱクドかった、かな。けど、こういうのはしばらく経つとまた食べたくなると思うw。ノーマルでは「支那そば（並）＋カツ丼（小）のそば定食＝1100円」「支那そば（小）＋カツ丼（並）のカツ丼定食＝1200円」というのが定番らしく、ガッツリいきたい人はこれらを頼んでいるようだ。
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今回は山陰を目指して出雲蕎麦を探求してみたいな、と思ったのだがせっかくだから温泉もハシゴしよう。
途中にあるひなびた温泉（昔なら「鉱泉宿」と呼ぶにぴったりだ）「湯の瀬温泉／藤井旅館」へ。
日帰り入浴600円。ぬるぬるのアルカリ泉でPHは9.3。ただし源泉は27度なので沸かしである。ほのかに硫黄臭がある。古くからの湯治場で、すぐ下の豊岡川の川底から湧く源泉を加温で掛け流ししている。洗い場蛇口やシャワーも源泉を使っているようだ。おばさんの接客も丁寧でよかった。
が、やっぱり私の好みではないな。湯屋が狭くて閉塞感が・・・そしてボイラーの石油の臭いもちょっとする。
というわけで、もう一湯。美作三湯のひとつ湯原温泉（ほか二つは奥津と湯郷）。大きな温泉街だが大型旅館は意外に少なくこぢんまりと瀟酒にまとまっている。河原のいちばん奥に有名な露天風呂「砂湯」がある。
これが目の前に巨大なダムが聳えていてかなり興ざめなのだが、入ってみる。河原に掘られた湯船は３つある。底の砂と石の間から湯が湧き出しているのが解る。いちばん小さい湯船がいちばん熱いので人気がない。私は熱い湯は草津で慣れているので平気だ。
これは効いた。さすがに名湯と呼ばれるだけのことはある。しかし、飲泉場の薬師湯で飲んでみたが、臭いも味もほとんどしない。足下湧出だし鮮度がいいのもあるんだろう。面白いのは砂湯のすぐ下流の大きなプールがマス釣り場になっていることで、きめきめのルアー・フライマンが釣り竿を振っているのだった。
蒜山（ひるぜん）高原を通って米子へ。景色が北海道っぽくなってくる。牧場が多いようだ。蒜山にはB-1グランプリで好評を博した「ひるぜん焼きそば」があるのだが、店も少なくのぼりなども見当たらない。道の駅でも出しているようだが、すでに16時で閉店。
途中、出雲蕎麦のチェーン店を見かけたがとりあえず宿へ急ぐ。で、夕食は・・・・
米子で大阪串カツというのもなんだがw、安くて面白そうな「山ちゃん」という居酒屋に入ってしまった。
生ビール（モルツ）290円、安っ！ ヒトケの少ない米子駅前界隈でこの店はメチャ活気があるのだった。
久しぶりに寿司を食べる。これで500円。
天ぷらが、とても美味しかった。あなご、かぼちゃ、たまねぎ、いか、すべて100円。
いや、山ちゃん、なかなかよかった。
山陰の魚介はいずれ、本が完成したときでもまた食べにこよう♪