23年ぶりの海外旅行・スペイン〜フランス〜イタリアへ/準備編


周りの知人たちに知らせていたが、8/26から9/11までヨーロッパ海外旅行✈️ が始まる。まずはスペインはバルセロナへ飛び、そこから南フランスを通過して目的地の北イタリア、ヴェネツィアへ。中年(老年w)バックパッカー2週間の旅。積年の夢、建築と絵画にどっぷり浸ってくる😆🎵

しかし23年ぶりの海外旅行である。今はスマホと各種アプリがあり、海外旅行はひと昔前(23年といえばふた昔前だけどw)とはぜんぜん違っているはず。ここ数年「大地の再生」の活動などで知り合った若い友人たちは、実に気軽に海外旅をしているし、中には海外と仕事の関係を持っている知人もいる。

幸い、旅立ちの1週間前は、ちょうど仕事が空いていて調べ物にたっぷりの時間がとれた。YouTubeの旅番組で、現代のミニマルな海外旅行スタイルを調べてみた。海外旅行といえばスーツケースだが、今は装備が軽量コンパクトになっていることもあり、ソフトバッグで行く人もいるようだ。

調べてみたら僕が昔から使っているモンベルのトラベルバッグが機内持ち込みできるぎりぎりの大きさだった。というわけで、これといつものウェストバッグで行くことにした。

中身はこんな感じである。衣類は下着とスボン・上着が3セット。100円ショップで売っていた圧縮袋と無印良品の衣類ケースに入れて行く。トラベラーズノート、スケッチブック、野外用の透明水彩とペン。

スマホはこの海外旅を見越し、今年になってiPhoneをSEから15Proに変えた。それにAnkerのモバイルバッテリー を購入。iPhone一台では何かあったとき心配なのでノートブックも持つ。余裕があればMacBook Airを買って軽量化したいところだが予算がない。なのでいつも仕事で使っているMacBook Pro(15.4インチ)を持っていく(重てぇ〜💧)。あとはコード類、海外用の変換プラグ、ヘッドランプ。

行き帰りの航空券のeチケットの控え。航空券は6月中にskyticketというサイトから格安航空券を探して取った。行き帰りとも直行便ではなく1回乗り換える(行き▶︎関西国際空港〜ドーハ〜バルセロナ/帰り▶︎ヴェネツィア〜パリ〜関西国際空港)。あと海外旅行保険の証書と、万が一パスポート再発行のための戸籍謄本。

パスポートの他に国際運転免許証もとっておいた。クレジットカードと現金のいくらかは首から下げるスキミング防止つきのパスポートケース(Amazonで購入)に入れて持つ。

足元はこのふたつ。ゴアテックス仕様のスニーカー、そして昨年11月にゲットして毎日のように愛用している達磨草履。

さて、「何しに海外に行くんですか?」などと聞かれることも多いのだが、僕の本業はイラストレーターであり仕事で建築にも関わっている。だから絵と彫刻や建築を見に行くわけである。とくにイタリア行きはもう30年来の願望・夢であり、すでに数年前から見るべきポイントを調べ続けている。

最近知り合った人は知らないだろうけど、僕の本質はアーティストなのであり、時代が僕を「山暮らしの達人」などと要請しているだけなのです(笑)。

しかし最近のグーグルマップの機能は驚くべきものがある。

「マイマップ」という機能があり、ここに自分の行きたい場所などをプロットすることができる(解説も書ける)。僕はこのマイマップを50個近く作っているけれども、タイトル「イタリア紀行」というのにこんな感じでまとめてある。

とくに最終目的地のヴェネツィアは入念に調べ上げてある。

宿はすべてBooking.com というサイトから事前に取った。バルセロナ3泊〜モンペリエ1泊〜マルセイユ1泊〜ニース2泊〜トリノ1泊〜ミラノ1泊〜ヴェローナ1泊〜ヴェネツィア4泊の計14泊である。このうちバルセロナ3泊とニース2泊はドミトリースタイルの宿である。またヴェネツィアの4連泊はいちおうホテルではあるが、修道院をリノベした宿で簡素な造りである。

特筆すべきはマルセイユの1泊とトリノの1泊で、前者は近代建築の三大巨匠のひとりコルビュジエの設計によるユニテダビシオンの「ホテル・ル・コルビュジエ」に宿泊する。また後者はトリノのフィアットの工場跡地を建築家レンゾ・ピアノがリノベした「NH トリノ リンゴット コングレス」に予約した。

今回の旅は2つの国境を越え3カ国を行くわけだが、すべて電車とバスを使った陸路で行くことにした。ヨーロッパ内の移動はOmioというアプリが便利で、これで電車や長距離バスの切符を取ることができる。行き先と時間を決めて路線を取得すると、サイトからQRコードが送られてくる。これを改札でかざしたりして乗車できる。これも最初は使い方がよくわからず、現地で覚えていった。

今回、いくつかの名所ではオンラインでの事前予約がないと入れない場所があったので、それは日本からサイトを見つけて予約するのだが、翻訳しながらクレジットカードで取得するのはなかなか難儀だった。事前に取れたのはコルビュジエのカップマルタンの小屋見学ツアーだけで、バルセロナのサグラダファミリアとパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂は現地で買い求めることになった。翻訳サイトはDeepLを使った。写真を取って文字翻訳もスピーディにできる。

というわけで出発である。高松駅からまずは大阪の梅田へ高速バスで行き、南海電鉄に乗り換えて関西国際空港まで行く。駅前に新ビル「ORNE」ができており、中の無印良品で雨傘を買った。

関空からドーハ(サウジアラビア)のハマド空港に行き、そこでバルセロナ行きに乗り変えるのだが、知人の大工、小川さんがちょうどフランス南部でパンの修行をしており、それが終わってオフがとれバルセロナで合流できるとのこと。2日行動をともにすることになっている。僕としては心強く大変ラッキーな出だしとなった。

重荷を背おったときの足元はスニーカーで。なにやら20代の頃に日本アルプスを単独行で放浪していたノリを思い出す。スマホはウェストバッグに縛った細いロープに結んで紛失防止とした。


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