「大内正伸の里山再生講座2023」@綾川、6回シリーズのうち第2回目。
前回、半分崩れていた既存の石積みを崩しにかかったのだが、思った以上に土が硬く、加えて竹の地下茎がからんでいて、大変に難渋してしまった。そこで取材者側が有志を募り、10/25に追加作業をやって奥行きもしっかり掘って下ごしらえを完了してくれていた(感謝!)。
午前中はモニターを使って座学をして、めぐるゼロウェイストカフェのランチで昼食。小さいピザのセット。ちなみに店名の「ゼロ・ウェイスト」とは「無駄、浪費、ごみをなくす」という意味。
さて午後から道具を持って移動。現地はこんな感じだった。ちょっと奥に掘り過ぎてしまったくらい(笑)。
さっそく根石を据えていくが、根石はやや深く据えたいのでさらにレベルを深く掘ってから。
2段目。石は全体に小型である。ただし平たい石が多いので積みやすくはある。
女性陣も積極的に参加♬
14:45ここまで進む。石積みが高くなるにつれ、掘削部の奥行きも広くなっていくので、裏ごめ石はほどほどに、埋め戻し土を充填していく。
上から。積み石と同じボリュームでぐり石(裏込め石)を入れていくのが基本。積み石には裏から「飼い石」を入れてしっかり止めていく。
奥では同時平行で竹の伐採体験も。
盛土の部分はしっかり踏み固めておく。
最後に根石部に盛土をして石の半分以上を土で隠して押さえる。16時過ぎ、ほぼ完成する‼️❣️ 石が小さいけど基本に忠実に積まれた石垣が積み上がった。僕以外は皆はじめて体験する石積みの完成である。前半の土・石の崩しが苦労しただけに、感動もひとしおだったようである。
残り時間で三又囲炉裏を作ってみる。薪棚の中から自在カギに使えそうな二又枝を探し、寸法にカット。
竹は今日伐り出したものをロープでゆわえる。東陽さんがんんとお米を入れた飯盒を持ってきた。
これはもう炊くしかあるまい(笑)。参加者もまさかのサプライズにわくわく中♬
無事、見事に炊き上がったはいいものの、暗くはなるし箸もシャモジもないわで慌てたが、そこはそれ竹を割ってあっというまに箸と簡易シャモジをふるまったのであった(笑)。
▼女性参加者Aさんの感想です。
石積みは根石を据えてからどんどん上に積みあがる毎に
喜びがあって、石選び、ツラを合わせる難しさとか、
意外と裏込め石がたくさん必要なんだなとか、
土は足で踏み固めるとか、やってみたからこその、
面白さや難しさを体感できました。
見るだけと実際にやるのは、本当に大違い。
最後は初めの姿と見違える姿で、石積みの新旧が融合していてひときわ輝いていました☆作業していた竹林の竹を実際に切り倒して、
枝払いをし長さを揃えて3本用意したものが
三又に変身して、
大内さんがあっという間に自在を作って下さり
最期は火を囲んで焚火をしながら、飯盒炊飯。
暖をとりながら炎を眺め、リラックス出来ました。ナイフで竹からお箸を作ったり、お箸入れが出来たり、おしゃもじを即席で作られているのをみて、
こんな風に日常で、自然から材料を頂いて、
それを暮らしに役立てて、日々を過ごせたら
とても幸せだなぁと感じました。その為にはやはり知恵と技術が必要で、
それを学ぶことが今回の講座を通じて少しずつ吸収出来て、
私はかなり鍛錬が必要だと思うのですが
少しずつ日常に取り入れていきたいと思いました。
次回は第3回目は12月9日です。